9月3日に4年ぶりに母に
会いに行って以来、今日で7回目
最初のうちは
どちら様ですかと私に
尋ねていた母
父のことも忘れていました。
でも10月に行った時、父のことを
「いつも考えています。どうして
会えなくなったのかなぁって」
って言うので
(母は話し始めはいつも敬語)
「うそばっかりー」って言ったら
(だって忘れてるじゃん)
大真面目に
「うそじゃありません」って。
あ、スミマセンって感じで話を
聞いていたら
「もうすぐ(お父さんの)誕生日だから」
って
えっ、合ってるじゃん
お父さんの誕生月ってわかるんだ〜
ってびっくり
母はいつも父の愚痴ばかり言って
私の学生時代は
いつ離婚するんだろうって
私は実家がきつかったんです
何だか私は、父と母の
やっぱり夫婦なのかな〜という絆を
見せられた気がしました。
そして9年前に旅立った父の
最期の頃の様子も昨日のことのように
思い出しました。
しかしそこは認知症の母のこと
「お父さんは最後まで
元気だったよね」と。
え
お父さんが最後まで元気
父は一年以上胃ろうで
決して元気ではありませんでしたが
「まぁお母さんがそう言うなら
きっとそうだろうね」と私。
毎日のようにバスで
父に着替えを届けに行っていた母。
あんなに一生懸命、父にしてくれた
姿を私は忘れない。
そして、だからこそ貴女も
誰かからきちんとしてもらえる
権利があるはずで。
私はそれを全うしたいと思う。
認知症があるが故に、
父のことも冗談のように聞こえたり。
11月にはやはり父のことは
コロッと忘れ
「その方は今、何処に居るんですか」
と尋ねたり。
「天国にいるよ」と言うと
やたら悲しい顔をするから
悪かったかしらと思ったら
「いつ日本に来るんですか」と
聞かれ、
日本 天国は外国じゃないよ
と可笑しくなったり。
でもいつか今のことも
懐かしい思い出に
なるのでしょう。
だから今はゆっくり時間が
流れてくれればいいなと願います
でも私のことはやっぱりわからない
感じで
私の結婚前に記念に父と3人で
写真屋さんで撮った写真や
私が小さい頃、滋賀の親戚の
所に遊びに行った時の写真を
持って行って
見せたりしました。
そして、私のことを思い出した
ような時がやってきました。
読んでくださり
ありがとうございます
また続きます
良かったらまた読んでね
ひかりでした〜