毒親育ちの子育ては人一倍疲労が強い
とにかく何もかも
どうしたらいいのか
毎回考えないと行動できない。
いつもこれでいいのかな?
と自信がない。
周りに必要以上に気をつかって
お出かけの後は起き上がれないほど
疲労困憊。
それでも子供は容赦なくママ、ママ、ママ!
とやってくる。
かわいいけどもう限界
起き上がれないんだよー
そんな体に鞭打って
気力で完璧に家事をこなそうとしている
そんな人も多いのではないだろうか。
私もそんなボロボロ子育てママの一人だった。
人に頼る、相談する。
そんなこと一度もしたことがないのに
子どもがいまれたからと言って
急にできるようにはならない。
でも子どもが生まれてくれたことで
子どもに自分と同じ苦労をしてほしくない!
という強い気持ちが出てきた。
私みたいな親を持ったことで
子どもたちが苦しむなんて耐えられない
今の私のままではいけないんだろうな。
何かが違う。
私もこのままで居心地がいいとは思えない。
でも何がどうずれているのか。
それがわからない。
私の相談相手は本だった。
小さなころから本はほんとうによく読んだし
本だけはたくさん買ってもらえた。
世の中には人の気持ちを推し量る能力のない
人間がいることも、
毒親の概念を教えてくれたのも本だった。
その日は子どもにせがまれて
近所の本屋さんにぶらっと入った。
そこで何となく本を見ていたら
一冊の本が目に飛び込んできた
”子は親を救うために「心の病」になる”
このタイトルを見た時心臓がどくんとなった
精神科医の高橋和己先生の本だった。
この本をきっかけにして
私は少しずつ自分の価値観を変えていく
時間はかかっても
もっと楽しく過ごせるようになりたい。
私の静かな目標が出来た。