息子元気で留守がいい | ニューヨークブルース。国際結婚の悲喜コモゴモ・・・

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ニューヨークに単身で渡り早や35年目。アメリカ人の夫とハーフの息子(マンハッタン生まれ育ちで社会人3年生) の3人家族が織りなすニューヨーク生活を、思いつくまま綴っていきたいと思います。

えっ・・・!?

いつの間にか、もう5月に入って一週間近く経っている?

 

ちょっと待って!ということは、あと数日もすれば、州外の

大学の寮に入ってる息子が帰って来てしまう・・・!

 

うかつだった・・・。

大学の夏休みがこれほど早く始まるとは!

 

9月に入ってから新年度が始まったのに、5月の前半に終わってしまうなんて、8ヶ月ちょっとしか授業ないではないか。

 

いや、実質もっと短い。11月の感謝祭に4日ほど、3月の春休みも約一週間とそう大したことはないが、冬休みは12月中旬から

1月中旬までシッカリ1ヶ月あったから、実質的には7カ月しかないということになる。

 

それって……(ヒクヒク)、休みすぎだー!

 

夏休みが約4カ月って、長すぎだー!!

 

せっかく、せっかく、息子が巣立ったあかつきには、

息子の手前、我慢していたジャンクフードを思いっきり食べ、

(とっくに実行してるけど)

 

バラエティに富んだ献立作りなど完全に無視した手抜き料理に

明け暮れ、(これもとうに実行)

 

興味はあるけど私には無理だろうとあきらめていたブログにも

挑戦出来るかも・・・

 

などと色々希望に胸をふくらませていたというのに、ジャンク

フードと不規則で手抜きな食生活のせいで腹だけ膨れて、何も

(建設的なことを)しないうちに、もう、もう、

帰って来てしまうなんて〜! うっうっう・・・。

 

ブログ、もっと早くに始めていればよかった。

息子が帰って来たら、またペースを乱されて振り回される

日々になるだろうし、

新しい事を始める気力なんてきっと失くなる・・・シクシク。

 

なんてウダウダ愚痴ってるくらいなら、

えーい!もう始めてしまえー!

 

 

と、いうわけで、はじめまして。Takoです。

単身でニューヨークに来て出会い、結婚して20数年になる夫と、19歳になる息子がおります。

 

余談ですが名前の通り、顔もちょっとタコに似ているようです。

そんなタコ顔で、よく結婚相手が見つかったねというつぶやきが聞こえてきそうというのは被害妄想かも知れませんが、

 

あえて言うなら夫の方も、もちろん瞳の中に星がキラリの金髪碧眼で白馬に乗ってやって来た王子様ではありませんでしたので。

 

それどころか、顔の濃い阿部寛、北村一輝、市村正親のお三方に比べたら、限りなく平たい顔族に近い感じの、アッサリうす塩

サラダ味顔ですから、まあ、イカ夫(いかお)さんという愛称などが似合いそうな気がします。

 

そこまで平坦な顔でないにしろ、茶色の髪と目で眼鏡をかけて

いるためか、私の日本の田舎に連れて帰っても、ほぼ目立たず

違和感なく周りに溶け込んでしまうあたりの存在感のなさや、

 

悪く言えば優柔不断、よく言えばフレキシブルに生きている

様子などが、なんとなくイカっぽいのです。

 

 

そんなタコとイカの間に生まれた息子ですから、

アジア人と白人のハーフというより、やはりタコとイカの

ハーフでして・・・

何といいますか、クラゲとでも呼びたい感じでしょうか。

(別に無理やり魚介類ファミリーにする必要もないのですが)

 

もちろん夫同様、顔がクラゲとは言いませんが(目もないらしいクラゲって顔は一体あるのか?)、親に似て凹凸も特徴も少ない顔立ち、(あ、やっぱりクラゲ顔か) ポワ〜と細長い体格、

 

世界一怠け者であまり何にもこだわらず、ユラユラと漂っている

雰囲気が、クラゲを連想させるのです。

 

 

長年、私が世界一の怠け者なのではないかと思っていましたが、

なんとおそるべき私のうわてがいることを知りました。

 

それがよりにもよって、我が息子だなんて、衝撃というか、

遺伝子のことを考えれば当然というか、非常にフクザツな

心境です。

 

とにかくその尋常さを欠いた怠惰ぶりは、私の理解の

許容範囲をはるかに超えていて、腹を痛めた我が子

とはいえ、クラゲの宇宙人的イメージとピッタリ

結びついてしまうのです。

 

 

さて、話は戻りまして、

冒頭で騒いでいました、息子の長すぎる夏休み帰省にあたり、

 

「おかえり!待ってたよ!」と、心から、

笑顔満面で言える自信のない私ですが、本人にそうとは

悟られないように、気をつけなければなりません。

(意外と繊細なので)

 

うっかり本人に、「あ〜あ、ご飯の手間も洗濯物も一気に

2倍かあ…、いや3倍だな」などという嫌味をポロリと

こぼしてしまわないよう、口にチャックをしっかり

締めておかなくてはならないわけです。

 

しかし…、息子の部屋を物置化して、ドサドサ詰め込んだ

あの荷物たちは一体どうしたら・・・。

 

息子のクロゼットに闇雲に押し込んだ、私の冬物の山は、

一体どこに行けばいいのでしょう・・・

 

 

やっぱりブログとか始めてる場合ではなかったかも。

といっても、時間がいくらあってもやらないんですけどね。

なんたって、世界で2番目の怠け者ですから。

 

 

 

  手持ちのクラゲの写真がなかったので、コニーアイランドに

  あるNY水族館で撮ったお魚さんを。