6月3日(土) 昨日の雨も上がりすっきり晴れました。ホテルの朝食を頂き、移動準備をして7:50にチェックアウト。
松本駅8:12の篠ノ井線で長野駅へ向かいます。
何の気もせずICカードで改札を抜けてホームへ。
土曜日なのに学生さんが多いこと。快速電車なのでスイスイと進むが車内はぎゅうぎゅうです。
長野駅に9:11に到着。改札を抜けようとしたら、ここではICカードは使えません。
清算口に並ぶと、同じ様な方が結構います。ここではカード払いが出来ないので、ICカードをリセットして現金で清算しました。
改札を抜けてコインロッカーを探します。
駅のコンコースには無く、一階にありました。
ここから善光寺に参ります。
バスで移動します。バス停にはバスが着いていたので直ぐに乗車。ここでもICカードは使えません。
「KURURU」と言う長野のバスオリジナルのICカードのみ使えるそうです。
山口県の田舎でも電車、バスで使えるのに意外でした。
9:30頃に善光寺口でバスを降りると、坊が並ぶ参道を進む。
目の前に大きな仁王門があり、阿吽の金剛力士像が睨みを利かしています。
善光寺の仁王門は1752年(宝暦2年)に創建されたが、1847年(弘化4年)の善光寺地震で焼失。
1864年(元治元年)に再建されたが、1891年(明治24年)の火災により焼失した。
現在の仁王門は、1918年(大正7年)に再建されたものです。高さ13.6m 間口13m 奥行7mです。
門を抜けると、仲見世が参道の両脇に並んでいます。この先に山門があります。
どっしりと優美な構えを見せる二層入母屋造りの山門(三門)は、江戸時代 寛延三年(1750)の建築。
鳩が5羽描かれている「善光寺」の額が掲げられ、「善」の字が牛の顔に見えるともいわれている。
二階の 内部では山門本尊の文殊菩薩騎獅像、その四方を守護する四天王像、色鮮やかに修復された仏間の障壁画、四国八十八ヶ所霊場御分身仏などを見ることができます。
平成14年(2002)10月から平成19年(2007)までの5年間大規模な修復工事となる平成大修理が実施されました。・・・国の重要文化財
山門2階から見た善光寺本堂。鳩除け、人の転落防止のためかな?ネットが張られてます。
中の撮影はNGです。
山門を潜ると本堂の前にでます。
本堂に入る前に、大香炉に寄ります。
本堂手前にある大香炉(だいこうろ)は戦時中に金属供出に出されましたが、昭和31年((1956)に富山県高岡市で作られ奉納されました。
本堂に入る前に線香を供え、その煙で心身を清浄にし、また体につければ無病息災、病気平癒の功徳が得られると言われています。
と言うことで、先ず¥100を賽銭箱に入れて線香を取り、炭で火をつけて香炉の中へ投げ込みます。
香炉から出る煙を全身に。
善光寺は創建以来十数度もの大火に遭いましたが、そのたびに善光寺を慕う全国の信徒らによって復興されてきました。現在の本堂は宝永4年(1707)の再建で、江戸時代中期を代表する仏教建築として昭和28年(1953)に国宝に指定されています。
高さ約29m 間口約24m 奥行約54mという東日本最大級の国宝木造建築で、衆生の煩悩の数と言われる108本の柱で造られています。
体を清めて本堂に入る。ここから撮影はNGです。
先ず、外陣に入り先日盗難され、幸いにも返還された「びんずる尊者」にお参りします。足の調子と左からが痛むので尊者を撫でてお願いしました。次に、参拝料を払うのですが、4ヶ所を参拝できる券を¥1,200で購入します。
ここから先は土禁なので、靴を入れる袋を貰います。
順路で先ず「内陣」に入り御本尊を拝みます。
次に「お戒壇めぐり」に入ります。階段を下りると御本尊の安置される瑠璃檀の真っ暗な回廊を通り、中程に懸る「極楽の錠前」を探り当てて、秘仏の御本尊と結縁する道場です。
右手で腰の高さでの壁を伝って進むと、真ん中位に何か丸い物を掴みました。
左に左に曲がりながらゆっくり進むと、薄明かりが見えて安堵します。階段を上り戻ってきました。
これで、本堂のお参りは終了です。
次は先程の山門の2階を見る。壁には落書きが多く今は落書き禁止でカメラが設置されてます。
中には「島津家の家紋と共に書かれた桜島と思われる山の絵」や浅野家家中の後に、赤穂を治めた「赤穂藩森家家中の名前」や会津討伐の後に立ち寄ったと思われる「長州奇兵隊」といった記載が見られます。
山門から経蔵へと移動。
重要文化財の経蔵(きょうぞう)には、仏教経典すべてを網羅した一切経が納められています。経蔵内部の輪蔵(りんぞう)と呼ばれる独楽(こま)のような形をした書庫があります。この輪蔵を回すことによって一切経を読んだのと同じ功徳が得られるといわれています。この輪蔵は約5トンあり、1人では回らないので2人以上で回すと何とか回りました。
最後に日本忠霊殿・善光寺資料館に行きます。
日本忠霊殿(にほんちゅうれいでん)は明治39年(1906)に境内に建立され、昭和45年に現在の三重塔構造に建て替えられました。
戊辰戦争から第二次世界大戦に至るまで、戦没者二百四十万余柱の英霊を祀る我が国唯一の仏式による霊廟です。御本尊は一光三尊阿弥陀如来の分身仏です。
1階には善光寺所蔵什物(じゅうぶつ)を展示する「善光寺資料館」が平成8年に併設され、善光寺所蔵の什物を常時展示しています。
11時頃に善光寺を後にして「長野県立美術館」に行きます。