『攻殻機動隊 ARISE』は士郎正宗の原作、押井守の映画、神山健治のアニメ版に続く第4の攻殻として作られた。
時系列としては、攻殻機動隊、つまり公安9課が結成されるまでを描く。
私は原作は読んでいないのですが、映像作品はすべて観ており大好きな作品です。
border:1を観たときはどうなるかと思っていましたが…border:4まで観ると最高です!
過去作で見たことあるシーンもあり興奮を誘う。
なんといってもみんな若いのだ!若いのにポテンシャルは相変わらずだから、安心して観ていられる。

結成までを描く、ということで、草薙によるスカウトから始まる。
今までの登場人物の過去や仲間になった経緯などが描かれている。これも大いに満足させてくれる。もともとは敵だったり、脅して仲間にしてみたり、行き当たりばったりのスカウトだったり。
話には聞いてたけど…っていうようなものをあえて映像映像化してくれている。

キャラが少し変わってたりしているのでちょこっと書きます。

あ


■草薙素子
若い!周りの隊員は相変わらずな感じだが、素子のキャラ設定は本当にうまい。
ハッキングや戦闘までなんでもこなしていた完璧な素子像を、上手く崩してくれた。
露出もなければ、なんといってもあの前髪(笑)。
向こう見ずで何にでも突っ込んでいってしまうところは相変わらず。それが逆に自制が利かない若々しさを感じることができる。

素子


■荒巻部長
相変わらずの切れ者。髪の色や肌の感じも今までよりも若い。
軍情報部出身のコネを使う辺りは新しい。ここがまたかっこいいんだ。
若いこともあってか、深みのある上司という印象は少し薄いか。それでも周りが勢いがあるからそれにうまく乗っかることができている。

荒巻


■バトー
これが相変わらず。アニメ版の筋肉ギャグ男のまま。
諜報戦のプロとはいいがたいほどの武闘派な感じ。素子と対峙するシーンもあり、なかなか見所がある。
結局、ロジコマに「乗れたら面白いかもな」と言い出す始末。
ちょっとお腹が出てる?

バトー


■トグサ
より人間的か?行きあたりばったりで出会い、そしてスカウト。
その誘いよりも娘の出産報告で頭がいっぱい。人間的で家庭的。それでも仲間になればしっかり活躍してくれる。情けないんだけどね。
やっぱり好きだな、この人。
マテバのこだわりは変わらず。

トグサ

■イシカワ
今回は…なんだか目立たないんだよな。
いつも通り内勤中心で、ウィルスの抗体や情報収集がメイン。
それでもやっぱり目立たないんだよな。

イシカワ


■サイトー
こいつだ!こいつは大問題なんだ!!
髪型変、やる気ない、チャラい。このキャラ設定は大いに間違ってしまった。
SACのかっこいいサイトーはどこへいってしまったんだ!
鷹の目を使った狙撃は確かにかっこいい。が、常に寝転がっているのは許しがたい。
好きだったのに、実に残念。

サイトー

■パズ
この人もキャラ変。ヤクザにしか見えなかったSACとは打って変わり、やさしい眼の朗らかなおじさんになっている。
登場シーンも増え、活躍も増えた。そのため全体的に良い印象となった。
これはこれで、ありなパズ。

パズ


■ボーマ
あんまり変わってない感じなのに、なんかかわいくなった。
活躍頻度は特に変わらず。現場に行き情報収集。見た目に反していい洞察力は相変わらず。
なかなかいい。

ボーマ

■ロジコマ
タチコマの枠を見事に得た。可愛さは相変わらず。
乗れないし、武装もしてない。劇中では主に盾役。
草薙にボロクソ言われてもめげずにのんきなのはタチコマと変わらず。
ただ…個人的には、タチコマを裏切れないのでまだ完全に受け入れられないのです。笑

ロジコマ

ということで、
良いところ、悪いところとありはしますが、全体的に見てとても面白いです!
劇場版も決定しているとのことなので、ぜひともARISEのままでやってほしい。
そもそも、border:4のまま終わるなんて許さない!
公安9課として2時間思いっきり暴れまわってほしい。まかりまりがって人形遣いなんかにはあってほしくないが。
今後もARISEが続いてくれることを大いに期待しています!

みんな


過去記事。
それぞれについてあります。

border:1 Ghost Pain
border:2  Ghost Whispers
border:3  Ghost Tears
border:4  Ghost Stands Alone