水源地へいそげ!

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全国のミネラルウォーターを様々な角度から調べ尽くします。

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ただ「ゲルマニウム」という方が多いですが、ゲルマニウムには「無機ゲルマニウム」と「有機ゲルマニウム」があり、私たちが食品として口にできるのは「有機ゲルマニウム」の方です。「無機ゲルマニウム」は人体に有害ですのでくれぐれもお間違えのありませんよう、ご注意ください。

でも、ゲルマニウム普及協会のページで効能を調べると、何ともいい加減な臭いのプンプンする内容で困ってしまいました。

「体内に酸素を運び悪玉の水素イオン(H+)を排除する。」

「pH(ペーハー/ピーエイチ)=水素イオン濃度」では、「酸性=水素イオン濃度が高い」、「アルカリ性=水酸化物イオン濃度が高い」という意味になります。
これはつまり「体の中を酸性からアルカリ性へ」という事を回りくどく言っているだけの事。


更には「体内の酸素を豊富にする。」とまで言っちゃってます。

この理屈を考えた方々は酸素の吸い過ぎは体に有害だという事を知らなかったのでしょう。
「活性酸素」が癌を始め、様々な病気や老化の発生に関係している事は、今では多くの人が知っていますが、実は、必要以上の酸素の吸入は体内で「活性酸素」が作られる原因となるのです。
だから、健康を標榜する会社が「体内の酸素を豊富にする」なんていうのは「???」おかしな理屈です。
ただ「体質をアルカリ性に変えるチカラがあります」とでも表現しておけば良いのに、知ったような事を書こうとするから失敗するのだという良い例ですよね(^m^)

どうでも良い話はここまでで、ここから本題。「有機ゲルマニウムの健康効果について
有機ゲルマニウムの健康効果についての歴史は意外と長く、1922年アメリカの学者により酸化ゲルマニウムを貧血症群の治療に利用し、効用の報告がされたそうです。
その分、様々な臨床試験結果も蓄積され、毒性が無く体内蓄積も無い事が分かってきました。そしてこれまでの間、副作用の報告は上がっていないようです。

有機ゲルマニウムは現在全国の医療施設でも使用され、多くの病気に対して成果を上げてきました。
特に癌への効果は、さまざまな医療機関・研究機関から臨床報告があり、研究段階とはいえ特筆すべきものがあります。
有機ゲルマニウムを服用することで、「インターフェロン」という物質が作られ免疫機能が向上するようです。
免疫力が高まることにより、癌の増殖を抑制する効果が期待できたり、再発防止に役立ったり、抗がん剤や放射線療法の副作用が抑えられたり、
また、モルヒネと同等の鎮痛作用で激しい痛みが軽減されたり、抗鬱作用が確認されたりなどと、さまざまな効果が報告されています。

私は、父母とも癌で亡くしましたが、有機ゲルマニウムを飲み続けていた母親の症状の進行は遅く、またほぼ痛みも感じる事のない最期でしたので、増殖の抑制、痛みの軽減については、私自身、1人の利用者として効能を感じています。悩んでいる方がいらっしゃれば、一応の参考にして下さい。

ただし、まだ、有機ゲルマニウムの効能の全容とそのメカニズムが解明された訳ではありませんので、くれぐれも自己責任でお願い致します。

ちなみに、有機ゲルマニウムの服用は、サプリメントの方が便利です。微量の有機ゲルマニウムを含有するとはいえ、ミネラルウォーターを毎日そんなガブガブは飲めないでしょう。

結論として、有機ゲルマニウムの服用はミネラルウォーターより、サプリの方が合理的だと考えます。
財宝」は「温泉水」というので多少身構えて飲みましたが、クセは無くスッキリあっさり普通の水です。

…というよりもクセが無さ過ぎるんです…

だって「財宝」って「温泉水」でしょ?もうちょっと効能がありそうなイメージじゃないですか?
その効能を裏付ける記述を探して財宝のホームページを見てみると、いやぁ~突っ込みドコロ満載で、困ってしまいました(^_^;)

【成分・味】
飲んで美味しい「まろやかな軟水」とは、一般にミネラル分が少ない事をいうものです。
「財宝」に含まれる栄養成分については、『桜島のエネルギーをたっぷりと蓄えた「財宝」は、ナトリウム・カルシウム・マグネシウム・カリウムといった天然のミネラル成分が含まれています。』との説明ですが、『天然のミネラル成分が「たっぷり」含まれています。』とは言ってませんね。これは言葉のトリックで、いわゆるミネラル成分の代表格であるカルシウム・マグネシウムがたっぷり入っていれば硬水になっちゃいます。

【アルカリ性】
pHとは、酸性(最小値)が「0」からアルカリ性(最大値)が「14」で、その真ん中である「7」が中性ですので、これだけをみると「pH8.9」は、なるほどアルカリ性です。

ですが、ちょっとお待ちを。

日本では水道管が腐らないように水道水のpHは『中性付近』にするよう決められています。そしてその水道水質基準値は「pH 5.8~8.6」なんです。
つまりこの基準からすれば財宝は「0.3」だけアルカリ性よりという事になります。

一方で、飲用水の基準ではありませんが、家庭用品品質表示法では「6.0以上 8.0以下は中性」、「8.0を超えて 11.0以下は弱アルカリ性」と表示する事が義務づけられています。
この基準からすれば財宝は「0.9」だけアルカリ性より弱アルカリ性という事になります。
これらを考え合わせると、人体に害のない範囲ではあっても特筆すべき『アルカリ性』であるとは思えませんねぇ。
ちなみに、我々は「ペーハー」と読みますが今の中学生は「ピーエイチ」と読むそうです。びっくり!

油と水を混ぜるt color="#0000FF">乳化作用はアルカリ性物質の特徴の一つです。ホームページに丁寧な実験写真がありましたが、pH8.9であればあの程度だと思います。
お茶などの抽出力が高いのもアルカリ性物質の特徴の一つです。やはりpH8.9であればあの程度だと思います。

【殺菌消毒】
「財宝」は衛生的な最新の設備環境で製造しており、また、フィルター濾過による殺菌なので、製造環境は文句なしです(^-^)v

【結論】
財宝」は「温泉水」であるメリットは少なく、おいしく飲める普通の軟水。弱アルカリ性の水質からアルカリ性由来の性能はでますが、特筆すべき成分は無いようです
一言でいえば『弱アルカリ性の普通の水』といった感じでしょうか。

2ℓ1本に90円以上出す価値は無いと思います。
まずは、硬水と軟水の違いについて、エビアン(ミネラル量と水の硬度、硬水と軟水の違い)に分かり易い説明がありましたので、ご参照ください。

つまり、水の「硬度」とは、水1ℓに溶けているカルシウムとマグネシウムの量を表わしたものです。

この「硬度」は、水を飲んだ時に味でハッキリ分かります。エビアンを飲んでみた方は多くいらっしゃると思いますが、初めて飲んだとき、ほとんどの皆さんが、喉に引っかかって飲み下せない、あの飲みにくさにビックリ!したと思います。私もそうでした。(^_^;)

あの飲み辛さはマグネシウムのせいです。マグネシウムは心臓疾患などに効能がある、それはそれで意味のある成分ですが、あの飲み辛さでは「やせたい!」などという強い意志を持ち合わせた人向け。エビアンは普通の人には無理ですね。

「じゃ、ヨーロッパはほとんど硬水だっていうから、皆あの飲み辛い水を飲んでるの!?」

いいえ、違います。ヨーロッパ人だって同じ。マグネシウムが多過ぎたら飲み辛いんです。ヨーロッパの硬水はカルシウムの含有量による場合が多く、カルシウムは水に「甘さ」のような風味を与えるだけで、飲み辛さはありません。同じ硬水でもマグネシウムとカルシウムの含有量によって全然味が違うんですね。

日本の水はほとんどが軟水なので、多くのミネラルウォーターも「おいしい」「飲みやすい」ばかりを宣伝しています。でもこれって、ハッキリ言って浄水器を取りつけた水道水と何も変わらないんですよね。ミネラルウォーターですらないんです。なんて無意味!(>_<)

僕はそんな軟水を選ぶ事自体には特に意味が無いとは思っていますが、「それでも水道水よりは健康に良いから」と考えていらっしゃる方、せめてオゾン殺菌した商品は避けましょう。猛毒である水道水の塩素を避けて、強力な活性酸素を飲み続ける事には意味が無いどころか、むしろ逆に体に悪いかもしれないという恐れを感じているからです。

上記のエビアンのページの下の部分に「藤田紘一郎先生」のお名前がありました。日本で最も著名な飲用水の研究をされている東京医科歯科大学の名誉教授でいらっしゃる方です。私は直接面識があり、様々なお話を伺いますが、藤田紘一郎先生は日本国内で数カ所の水を推していらっしゃいます。その中でも最近先生が特に勧めているのは、著書の中で「仙人の忘れ水」と記されていた青森県青森市の浅虫温泉の水なんですよね。これも硬水だそうですが、マグネシウムはほとんど含まれていないそうで、飲み易いそうです。でもそれよりも気になっている成分「サルフェート」含有量が日本一らしいので、実際に効能を試してみたいと思っています。(ホームページやっと見つけました(^-^;)売る気ないのかしら…)浅虫温泉水を飲んでみた結果は後日レポートします。

ちょっと話が逸れましたが、「おいしい」「飲み易い」を理由にオゾン殺菌されたミネラルウォーターを飲み続けている皆さん、意味が無いので止めましょう。食文化だけ欧米化してミネラルバランスが欠落していたら体が不調をきたして当たり前ですよね。

ミネラルは水から補給しましょう。私は硬水のミネラルウォーターをお勧めします(^-^)/