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水源地へいそげ!

全国のミネラルウォーターを様々な角度から調べ尽くします。

バナジウムは、必須ミネラルではありませんが、血液をサラサラにしたり血糖値を下げて糖尿病を改善する効果をもつミネラル成分という事で注目されています。最近では、糖尿病の改善だけでなく、成人病や生活習慣病に関しても予防効果があるという報告もあります。

2000年頃から一般的に知られるようになり、ミネラルウォーターやサプリメントが販売されていますが、そこで言われるバナジウムについての様々な宣伝は、まだ検証はされていないもののようです。

ここで、ちょっとショッキングな話ですが、実験では、バナジウムイオンの生物への毒性が確認されています。現在のところ、人体に対する影響は未知数で、WHOは無機バナジウムの発癌性について結論こそ出してはいないものの、発癌性があるかもしれない、と分類しているのです。

以上を踏まえ、バナジウムの効能および発がん性は現在研究中の未知数のものであるので、日常的な飲用には注意が必要であると考えています。
「水」をはじめ、世の中には多くの物質が存在し、その人体への効能はまだまだ人類の計り知らないところです。

それを解き明かしていくのが科学的アプローチですが、この「科学」を勘違いしている方の何と多い事か!最も先端の研究をしている方々、もしくはその位置に近い知識を持ち合わせている方々こそが、この部分を勘違いして、明確なエビデンスの存在しないものは完全否定してるのは、とても残念な事です。

例えば『引力』。私たちの体は24時間休み無く地球の中心に引っ張られている事は誰でも知っています。方や、作用・反作用の法則、押せば押し返される事もまた誰でも知っています。では『360度あらゆる方向から地球の周りのあらゆるモノを地球の中心に引っぱりこむ引力の反作用はどこに出ているのでしょうか?』ワームホールとヒッグス粒子による仮説が現れるまで、こんな事すら誰も説明すらできなかったのです。『科学的に説明できないけども事実として存在する。』私たちの身の回りはこんなもので溢れています。

そういうわけで、『科学的アプローチ』と言うのは、一義的に、『今存在する事象を説明するために行う行動』なのであって、今見えていない事象や気付いていない事象を否定するためにあるものではないと考えます。

加えて『幽霊』の存在などは良い例です。今私たちが暮らしているこの世界、長らく立体の3次元に時間を加えた4次元と定義されてきましたが、ミクロの世界を解き明かす量子力学では、最新の調弦理論において10次元であると計算で導き出されています。残りの6つの次元がなんであるか、世界中の物理学者が仮説を構築中です。そこに幽霊を肯定する理論が出てこない事を、今現在において誰が断定できるでしょうか。つまり、『幽霊なんて存在しない。非科学的な話はやめてくれ!』と仰る方の思考そが非科学的だという事です。

今知られている、ほとんどの人体に有益な効能をもたらす物質は、その土地に伝わる言い伝えによるヒントや、セレンディピティ(偶発的発見)により見出されたものです。つまり、まず結果(効能)があり、それを裏付けるために科学的アプローチがなされ、結果として証明されたという経緯です。抗生物質も、元をたどれば青カビの周りに他の菌が発生しないのに偶然気付き、世紀の大発見につながったのは有名な話です。

ちょっと視点を変えて、『活性水素』というモノを考えてみましょう。効能の有る無しには一切関係の無い次元で、化学的に活性した水素は存在し得ないからトンデモ科学のマガイモノだとおっしゃる方もいますが、私はそう考えません。
『活性水素』とは、九州大学の白幡教授が生み出した造語です。活性化した水素が長らく単体で存在し得ないのは事実ですが、他の物質、ここではプラチナと結合させ、人体の中で遊離して活性状態になり易い状態を一般の人にも分かり易く表現した造語として秀逸だと感じています。

私たちの体、人体の免疫構造にも未知の部分が多々あります。その人体の約70%は水なのですから、この水が人体に何らかの効能をもたらす事を否定する事はできません。『科学的』に。

あらゆる世紀の発見が時間差無く世の中に受け入れられてきたなら、人類は中世において現在の科学力を持ち得ていたという説もあります。『経験則的』に、そして『科学的』に、適切な視野をもって「水」を選ぶ事が大切ではないでしょうか。
日本中どこに行っても見かける、普通に飲める軟水、当たり障りの無いミネラルウォーター。
オゾン殺菌や紫外線殺菌などの危険度の高い殺菌を行っていないのはポイント。


品名:ナチュラルミネラルウォーター
原材料:水(鉱水)
採水地(全国7カ所):
①北海道札幌市清田区
②山梨県北杜市白州町
③静岡県駿東郡小山町
④富山県砺波市東保
⑤鳥取県西伯郡伯耆町
⑥宮崎県えびの市
⑦愛媛県西条市小松

【栄養成分表示(100㎖当り)】
エネルギー:0kcal
タンパク質:0g
脂質:0g
炭水化物:0g

【硬度(㎎/ℓ)】
30.8(軟水)(山梨県北杜市白州町)
44.0(軟水)(鳥取県西伯郡伯耆町)
29.8(軟水)(富山県砺波市東保)
 ナトリウム:0.81mg
 カルシウム:0.88mg
 カリウム:0.05mg
 マグネシウム:0.19mg
37.3(軟水)(静岡県駿東郡小山町)
28.8(軟水)(北海道札幌市清田区清田)
40.2(軟水)(宮崎県えびの市大字東川北)
40(軟水)(愛媛県西条市小松町)

【殺菌方法】
原水:加熱殺菌
ボトル:EB殺菌(富山、札幌工場のみ)電子の束をボトルに当て微生物のDNAを切断し細胞内で活性酸素を発生させる事で殺菌する仕組み
    加熱殺菌

【アレルゲン】
アレルギー特定原材料:なし


【たこみの感想・意見】
植物由来の素材を一部(5~30%)に使用し、省資源化を実現した特殊なしぼれるPETボトルを使用し、エコと環境保護をも製品イメージに組み込んでのプロモートは、さすがコカコーラ社ゆえの精密な戦略性を感じます。
ただし、裏を返せば、その分だけ水自体には特徴も何も無いという事。実際に味はごく普通で特徴の無い無味無臭の軟水。恐らく採水地は設定範囲内の硬度で、無味無臭、そして潤沢な地下水量があり政令指定都市と付かず離れず程度の距離でイメージの良い土地名である事の3点程度を基準に選ばれたのではないでしょうか。
特殊ボトルの都合なのか、価格競争から目を逸らさせるためか、容量も特殊で、340㎖、555㎖、1020㎖の三種類。※ちなみに1020mlは国内1ℓペットボトルの中で最軽量の18g。(2012年1月時点、日本コカコーラ株式会社調べ)

I LOHAS(い・ろ・は・す) 555ml×24本
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