兵庫県篠山市は立杭焼きの故郷です。
多くの陶芸家が炉を持ち、陶芸の里とも言われるこの地。
「マイセン磁器の300年」展覧会がその地にある兵庫県立陶芸美術館で開催されています。
漆喰に覆われるこの美術館。
随分前から是非、訪れたいと思っていた「マイセン磁器300年」の展覧会。
神戸からは遠く離れ車で1時間ぐらい。。。
雑踏を離れ陶芸の町に身を置いてみる・・・。
沢山の展示物。マイセンの歴史に思いを馳せる時間は至福の時。
マイセンは日本の柿右衛門やシノワズリを模倣した時期もあるが、
ドイツ人が西洋風の工夫を重ね、現在まで大きく発展し続けている。
それがヨーロッパの創造性でしょう。
万国博覧会に出展された大きな展示物もありとっても満たされた気分になる。
スノーボール貼花装飾ティーポットとカップは実物を見るとその繊細なつくりが一段と
心に響いてくる。宮廷動物園と称した大型の動物の白い置き物は見事です。
雨の降る日曜でしたが、雑踏を忘れ陶芸の里にほんの少し心を寄せた一日でした。








