気になっていた映画、上映館数が少ないが、いつも行っている映画館で上映とのことで行ってきました。
6人の死刑囚と教誨師との対話。
小さな部屋の中で、話が進んでいく。
「なぜ生きるのか。」重いテーマで、見進めるのが半分辛い。
これから見ようという人は、チラシ等先に情報を入れずに、
初見で自分で6人の感情行動を読み解かれることをお勧めします。
ここから、ネタバレを含め・・・
教誨師を初めて6か月の佐伯。話しをしながら、様子を見ながら物語は進んでいく。
黙秘を続ける鈴木。何も答えないまま最後までと思っていたのが、佐伯の過去の話をきき、自分を出す。一番死刑囚になって当たり前と思える人。
反対によく喋る吉田。明るく振舞っているが、時折ヤクザということもあり、言葉が荒くなる。しかし、死刑に一番おびえている。
関西のおばちゃんの野口。死刑と受け入れないせいか、妄想に生きている。
家族がいる、小川。家族のためにではないが、家族のせい?で殺人を犯してしまう。
最後に、サイコパスを思わせるような、高宮。社会の矛盾や自分の正当性を佐伯にぶつけていく。
そのうちに佐伯自身も、変化していき。
後味の悪くなるような、考えさせられる映画でした。でも、観てよかったと思える映画です。
あなたがたのだれが わたしのつみをとえるというのか
どんなきもちで佐伯に託したかと思うと。聖書の一説でも重く感じます。