高配当投資の一環で買い始めたシンガポールリート。
第一弾の買いは2022年であった。
2023年の受取配当利回りの集計は、
当初の想定を若干超えて、6.5%(非課税)で着地している。
その後、第二弾、第三弾の買いを入れるため、
株価の下げを注意深く見守って来た。
そして、2024年の6月から7月にかけ、
第一弾の買値から3~4%下の所まで下がって来た。
「いいぞいいぞ、もう一息の下げだ」
と思っていたのも束の間、悪夢が襲った。
7月10日、
一気にリート指数が反転した。
おっ魂消た。
米マーケットで、景気悪化の指標が出て、
利下げ観測が強まってしまったことによる。
リートにとっては、金利安は朗報だ。
この1~2年の下げは、米金利高騰の影響が色濃い。
金利低下観測は、リートにとっては吉報だ。
収益が改善し、増配に繋がるからだ。
順調に下げていたリート指数は、
たった2日で、6%超の暴騰。
3か月間の下げを、たった2日で埋めてしまった。
私が所有している10数銘柄も、
たった3日で、5%~15%も上げる始末。
目も当てられない。
第二弾の買い増し機会が、遠く彼方へ行っちまった。
ガックリ。
私の将来設計を考える上では、
第四弾の買いまで行く必要がある。
そうしないと、私の99歳までの予算書上、
収入不足を来してしまう。
言う間でもなく、私の収入は運用益しかない。
公的年金には加入していないから。
今となっては、余り下値を期待しないで、
第二弾の買いまで進めておくべきだった。
とはいえ、こういう事態は、珍しい事ではない。
後の祭りだし、タラレバの世界だ。
今後の姿勢としては、待つしかないな。
アメリカがリセッション入りし、
世界株価の暴落に引きずられる形でS-REITが値下がりするのを。
幸い、2020年のコロナショック時には、
S-REIT指数も大きく下落している。
株式の暴落によるマイナスを穴埋めるには、
リートのような安定している種類のものも売って、
資金を捻出する必要があるからだ。
その時のS-REIT指数は、たった1か月で、
950ポイントから600ポイントまで、
率にして40%近い暴落を演じた。
次に起こるショックは、何と命名されるのかは知らないが、
「それまで待とうホトトギス」