(日本一時帰国中の為、書き溜めた原稿をアップしています)

 

HSBCのリレーションシップ・マネージャーとの面談、

「専門用語満載の会話は通じない、無理だ」

と渋ったら、日本語の話せるスタッフを連れて来た。

 

イントネーションが、日本人のそれと同じなので、

一時期日本で生活したか、日本で生まれたか

と考えていた。

 

面談の主旨が終わり、雑談へ。

聞いてみると、日本へ行ったことは無いとのこと。

未だ24~5歳と見受けられる。

 

どこで日本語を習ったかとの答えは、

「日本のアニメが大好きだった。

 土曜日は、小・中学校の日本語の教室で学んだ。

 親は、その内諦めるだろうと言ってはいたが、

 最後までやり通した」

そうだ。

 

日本語を学ぶのに、費用は掛かっていないそうだ。

感心するのは、イントネーションが日本語ネイティブレベルだという事。

外国人特有の、ちょっと間延びしたり、間が足りなかったり、

というものが無いんだな。

 

そういえば、娘の中学時代の友達の多くも、日本語での日常会話は出来た。

タイ人、マレーシア人、中国人。

彼等は例外なく、日本のアニメで日本語を習得していた。

やはり、耳から入る言語というのは、

お母さんが我が子に話しかけるものと同じなんだな。

 

和文英訳とか、文法なんて、会話するには不要だ。

和文英訳や文法を、後生大事に続けている日本の文科省・学習指導要領は、

日本人が英語を話せなくする元凶だ。

文科省が無くなれば、韓国やマレーシア並みに、

多くの国民が英語を喋れるようになるのだろう。

 

そういえば、娘が中学生の時、

学校の先生が話す英語を聞いて、

「あんな下手な英語、理解できる人はいないよ、

 あまりに可笑しくて、授業にならない」

と笑っていた。

英語の授業中は、隠れて自習をして、英語力を伸ばしたとさ。

 

本当に笑い話だ。