伊勢湾周辺では、桑名産の蛤が出回り始めている時期。

そんなニュースを見ると、我慢が出来なくなる。

もっとも、桑名の「日の出」なんて、予約が入らない。

それこそ1年前に予約しないと。

 

まあ、いずれにせよ、

桑名の蛤は品薄なので、

大将に頼んでも、輸入してもらうのは難しかろう。

次善の策として、三河産でもよいから、輸入してもらおう。

桑名の伊勢湾と南知多の三河湾、素人にとっては同じだ。

 

昨年は、三河湾産の大アサリを輸入してもらった。

焼きではなく、しゃぶしゃぶで食した。

こちらのアサリは、しゃぶしゃぶに限る。

 

この辺りの海は、海産物が豊富だ。

日間賀島の茹で蛸も捨てがたい。

ふぐも良い。

 

伊勢湾を挟んだ反対側の鳥羽辺りでは、アワビも良いよね。

伊勢湾サミットを開催した志摩観光ホテルのラ・メール

フランス料理仕立てのアワビは堪えられない。

 

ああ、話が飛んでしまった。

いずれにしても、伊勢湾・三河湾・鳥羽周辺には、

旨いものがごまんとあるという事。

 

さて、その蛤、

午前中に到着し、ランチ時にショーケースに入れたそうだ。

そうしたら、日本人のお客さんに、「これ焼いてくれ」

と言われてしまったと。

もちろん予約品なので、売らなかった、

だから、6つそのまま、私の目の前にあるわけだ。

 

型の良い蛤だ。

かみ切れないから、一口でガブリといくしかない。

一つ目は、網焼きで醬油ベース。

二つ目は、フライパン焼きで出汁ベース。

三つ目は、お吸い物。

 

堪らない味ですな。

でも、あっという間に口から胃に行ってしまうので、

勿体ない感じ。

 

焼きは、醤油ベースの方が、ワイルド感があって良かった。

お吸い物は、お椀の中に蛤が鎮座していて見事。

3品目まで、十分に堪能できた。

家内も満足。

 

来週は、「たかべ」の塩焼きが食べたいな・・・

と言ったら、「市場に入荷していたら取り寄せます」とのこと。

魚の塩焼きの中で一番のお気に入りは、この「たかべ」

クセのない味、プラス、上品な脂の乗り具合。

これに勝るものなし。