ラスタ親子との広島の旅の思い出。やまびこ祭りも無事終了し、予定を一日延ばして尾道の満願寺に立ち寄ることにする。
庄原の最後の夜は、頭の狂った変人哲学者のぼびぃと嫁まめぞうも交えた総勢5名でリカさんの仕事場である馬小屋もあるかっこいい民家にて打ち上げ。打ち上げるまえに、近く庄原に移り住む予定のぼびぃが借りようかな。と考えている家やお店も見物。打ち上げでは、「比婆美人」という漢字の字面も、音も、あんまり美人な印象を受けない名前の酒を飲んだり。ぼびぃの天然酵母パンを食べたり。料理上手な母みほさん作のスープを飲んだり。薪風呂に入って暖まったり。まったり和んだり。楽しくええ夜。
翌日の午前中には庄原を出発。ぼびぃたちとはそこでお別れ。ラスタ親子とワシの3人でキレイな墓場に寄り道したりしながら、満願寺に到着。
満願寺の鬼和尚のくっさんは夕方まで帰らないが、和尚の兄であるフットワークの軽い大男のヒロくんがすでに満願寺入りしている。到着してすぐに鐘を鳴らすラスタ娘てるちゃん。そのてるちゃんに背が伸びたな。というヒロくん。伸びたというより、高下駄のせい。古武道を始めたてるちゃんは、竹の棒を持ち、高下駄をはいている。服は上下とも緑でまるで河童のよう。何を目指すてるやんよ。よくわからんが迷わず行けよ。と思う。
満願寺の小さな菜園に植えられた水菜とホウレンソウとニンジンを間引いたり、夕飯の準備などしているうちに、和尚くっさんが帰る。
「陽気で世話好きだがせわしなく飽きっぽい」というのが広島県民の気質らしい。満願寺の兄弟を見ている限りそれは、ばっちり当てはまる。とにかくふたりはてるちゃんが大好き。「てるちゃんは可愛いのうくっさん」「将来が楽しみじゃのう兄ちゃん」などと大声でせわしなくわめき散らす。ヒロくんなどは、急に感極まりてるちゃんを抱きしめる。頬にチュウする。などしてしまうのだが。。てるちゃんも小5なので、そろそろそういう行為はやめといたほうがよいぞ、ヒロくんよ。
くっさんがきゅうりをたくさんもらってきたので、きゅうり尽くしの夕飯。全身緑の河童少女てるやんにぴったりの食事。楽しく騒がしい食事も済んで、すこし外を散歩しようということになる。外へでると満月の月明かり。前回、ラスタ親子と満願寺夜の散歩をしたのは新月で、森の闇に恐怖したのを思い出す。
今回は明るいけれど、どんぐりを食べにくるいのししの気配をすぐ近くに感じたりする。5人で月明かりの木漏れ日を頼りに歩く。ちょっとした広場がありそこで折り返すことにして休憩。
母みほさんが普段はキレイにまとめている髪の毛をばさぁ。と降ろす。丙の馬に生まれた女性は死んだら飛縁魔(ひのえんま)という妖怪になり、成仏できないという。みほさんは1966年生まれの丙の馬の女。膝のあたりまで伸びた髪を振り乱すその姿はまさに飛縁魔。
生まれて10年髪を切っていないのが自慢の娘てるにも「満月やし解放すれば」とささやく。これまた綺麗にまとめ上げられた髪をばさぁ。と降ろす。月明かりに照らされた森の中の広場で、飛縁魔と河童が竹の棒でチャンバラをしている。その隣には、筋肉質の鬼坊主。もう、何が何やら。どこがどこやら。ようわからん満月の夜。満願寺での出来事。
ぼびぃとまめぞう。そして、てる河童。ぼびぃが手にもっているのは、マンゴーではなくポポという果実。アメリカ大陸から持ち込まれ、そのへんに自生してるので拾ってきた。
庄原から尾道に向かう途中での寄り道。飛縁魔と河童の昼間の仮の姿。
生かされている、てるやん。
きゅうりづくしの料理のまえで喜ぶ河童。こうしてみると、くっさんて美形やね。
過去の満願寺の楽しい出来事もよろしければ、チェックしてちょうだい。
夏の満願寺
http://ameblo.jp/takoichi/entry-10621284100.html
三郎の滝
http://ameblo.jp/takoichi/entry-10624275576.html
ぼびぃの紙芝居
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