ひょっとこ祭りのあれこれ | チンドン屋を愛する居酒屋のママ

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昨日のblogには書ききれなかった
高柴デコ祭りのあれこれ

まずはどんなお祭りかもわからずに
お出掛けしました(^_^;)
デコ屋敷というのもなんなのか?
誰が主催者?何をする?
三春町のおかめひょっとこ会の
斎藤会長に呼ばれましたので
三春町でやると思っていたら郡山市

三春町のおかめひょっとこの人たちの
お祭りと思っていたら
全国的に集まる大きい有名なお祭りで
伝統もありちょいと気が引き締まりました

みんなでひょっとこのお面をかぶって
踊るんだろうなということは
想像つきました
ネットで調べるとステージあり
太鼓やよさこいもあり
ひょっとこの個人芸あり
私たちはステージに立つのだろうか?
持ち時間は?
それとも会場周辺を賑やかしで歩くだけ?

とりあえずチンドン太鼓とサックスと
三味線とかつらと衣装を積んで出発

カラーシャくんは
「もしかしてオラたちは
お客さんとして見に来てねと
呼ばれただけで
チンドン屋しなくてもいいとか?」
などと言い出す始末びっくり
まさかそれはないっしょー!

郡山東インターを降りると店もなにもない!
閑散とした山道に家がポツリポツリ
本当にここでやるのかね?とまた
カラーシャくんが不安な一言('ε'*)

そしてデコ屋敷に到着
人がたくさんいて衣装を着た人も歩いていて
売店からは美味しそうな湯気が立ち
駐車場に誘導する警備員さんも何人もいて
活気に満ちています

斎藤会長と会って
ステージに出ること
持ち時間は好きなだけやってよい
(これはあとでスタッフに確認して
3分となりました爆笑)
会場周辺も随時演奏して賑やかしてよいこと
などなど聞いてやっと様子がつかめました

駐車場に案内してくれた警備員の女性も
控え室にいたひょっとこ会の方たちも
みなさん親切で
遠いところからありがとうと
もてなしてくださいました

荷物を運んでしたくを始めると
みなさん興味深そうに見ていました
すぐに立派なカメラを持った人が来て
「撮らせてください」と始まりまして
入れ替わり立ち替わり
支度しているあいだずーっと
誰かしら写真を撮っていましたカメラ


控え室から下に見えるステージ
どんどんお客さんが増えていきます

白塗りのカラーシャくんは時間がかかります
先にしたくを終えた私が降りていくと
みんなに「チンドン屋さんだ」「すごい」
「きれい」と注目され
またまた立派なカメラを持った人たちに
取り囲まれあちこちで写真を撮られました
「もうすぐもっとすごいのが
降りてきますよ」と言っているうちに
カラーシャくんが降りてきました

1日中写真を撮られまくっていました
「この垣根の前に立って」
「2人で向かい合うみたいにして」
「演奏しながら撮らせて」
「おしゃべりして歩いているところ」
「2人で背中合わせにお互いスマホを見て」
「笑って」「横見て」「後ろ向き」
ありとあらゆるポーズをとりましたニヤニヤ


みなさん本当に立派なカメラで
コンテストに出すんだよとか言っていました
テレビ局や新聞社の方もいました
何かに載ったら見たいです
載っていたら私の店に送ってください
(ノ´∀`*)

開会式が終わるといよいよステージで
演技が始まりました

まずは太鼓音符

途中から太鼓に合わせてひょっとこたちが
ズンズンズンズン♪と入ってくるところが
すごくおもしろいグラサン

学生さんたちのよさこい祭

フラダンス七夕

そして40組も出場したひょっとこ踊り

このおかめさんは美人顔で色っぽかったな
後ろにひょっとこのお面をつけていて
パッパと早変わりで1人2役でした

こちらは岸壁の母
背が高くていかにも「男」という人が
お婆さんやるのもおもしろい 
杖をついて妙ながま口みたいな
バッグを持って踊っていました

般若のようなインパクトありのお面

客席にもどんどん降りてきて沸かせます

私たちは終始「3分間でなにやる?」と
自分達のステージの組み立てに
頭を悩ませていました

芸者が裾をまくって踊ったら
フンドシをしていて男だったという
いつものやつをやるつもりでしたが
それは三味線で唄いながらです
でも3分ではその小芝居は終わりません
ひょっとこ踊りはたいていCDを
かけて踊るので
ステージにマイクがありません
三味線のためにわざわざマイクを
セッティングしてもらうほどの時間の余裕は
ありません
サックスで演奏して挨拶して
また演奏して引っ込めばいいよと
カラーシャくん

う~んそれしかないよね
でもでもでも~(-_-;)
それでは私のチンドン屋魂が許さないのです
「ねえ何か笑ってもらうようなこと
できないかな」
「私たちは普段何ができたっけ?」
「何かしないと演奏だけじゃ嫌だよ」
私にブーブー言われてカラーシャくんが
「じゃあとにかく裾をまくって
フンドシを見せて踊るから
三味線で弾いていたソーラン渡り鳥を
サックスで吹ける?」と言い出しました
「吹けるよ!」と言ったものの
吹いたことなかったので建物の裏で
ちょいと吹いてみて、うん大丈夫!チョキ
セリフのやりとりも簡単に考えて
やっと気が落ち着きました
やっぱりツーカーの相棒と2人というのは
安心できますね照れ

私たちはあちこちで
「プロのチンドン屋さんですか?」
と聞かれました
如月家はカラーシャくんと私が
プロになりたくて立ち上げたので
私は遠出してきて誰も知らない所という
気楽さもあり「ハイ」と返事していました
カラーシャくんは「プロではありません」
と答えていました
2人で違う答えで変だよと話すと
「もし何か仕事を頼まれても
料金設定もあやふやだしな~」
なんてカラーシャくんは苦笑いしていました
それから私も「プロですか?」と
聞かれても「ボランティアです」と
答えたりしていました 

私たちのステージのときに
チンドン太鼓を抱えて斎藤会長も参加して
マイクで私たちのことを紹介して
くれましたが
そのときカラーシャくんの本業を言って
会場を沸かせていましたので
プロではないと言っていてよかったです
(^o^ゞ
それにしても斎藤会長は88歳ですが
カラーシャくんの仕事も
群馬県前橋だということも
よく覚えていてビックリしましたびっくり

私のことは
「この人何でもできるんですよ
サックスも三味線も尺八も」と
紹介していました
尺八~?滝汗それは吹けませんよ!

本当に色々とよく覚えている斎藤会長です
それに勉強熱心!
この日もカラーシャくんに
チンドン太鼓の紐のことで質問して
真剣な顔をして聞いていました

ステージを終えていったん控え室に戻り
お弁当をいただきました
見に来てくれたblog friendの
まるえさんからいただいたお土産とお手紙を
眺めながら美味しくいただきました

食べ終わるとまた外に出て
売店の前でチンドン賑やかしをしたり
帰るお客さんを送り出ししたり
「チンドン屋」という自覚に目覚めた
有意義な1日でした
( v^-゜)♪