小屋製作工程の紹介 | Slow Life に あこがれて

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里山での Slow な暮らしを綴る 写真ブログ

総工費63、000円の小屋の製作の様子をご紹介します。


 

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今回採用したのは2×4材によるパネル工法。大工さんが建てる家を想像されて、難しそうと思われている方もおられるかと思いますが、あんな高度な技術は必要ありません。

 

簡単に言うと4面の壁(パネル)を作って底板の上に固定しているだけ。最後にその上に屋根を乗っけるといったイメージです。

 

母さんのたっての願いで、切り妻屋根にしていますが、片流れ屋根にすればうんと簡単になります。ある程度の道具と、一歩踏み出す勇気があれば、何とかなる事が実証されました。そんな方のためにデータを公開します。

 

今回は手書きの設計図ではなく、初めてフリーソフトのAR_CAD という設計用のソフトを使いました。もちろんフリーなのでただ。

 

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このソフトのいいところはデザインを書けば自動的に角度や長さを測ってくれる事です。
ただし、使い方に慣れるまでに、肩がはんぱなくこる事は保証します。(笑)
慣れてもこるか。

 

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これは、屋根の骨組みの設計図ですが、裁断する角度がすぐに計測されます。その角度通りに裁断するだけなのでとても樂チンです。手書きなら、サイン、コサインなど駆使して角度を出さなければならなかったのかな?


 

四面のパネルは底面の上に固定していきます。

 

底面(このフレームにコンパネを貼っただけ)
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①、②側面(同じものを2枚)
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③背面
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④前面(窓やドアのフレームがある分、ちょっとやっかいでした)
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それぞれ2×4材でフレームを作り、杉板を打ち付けるだけ。
前面以外のパネルなら、何となくできそうな気がしてきませんか?

 

今回使った工具は8~9割がこちら。
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友達から2,000円で譲り受けた中古品。正式な名称すら知りません。
1回の切断に2~3秒。本当によく働いてくれました。杉板なら一度に7枚カットできます。

 

これが、底面の上に4面のパネルを固定し、その上に屋根の骨組みを乗せたたところです。
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前面は重くて一人では運べそうにないので、杉板は後で打ち付ける事にしました。

 

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これが、前面のフレームに杉板を貼ったところ。雨に当たるので、杉板の貼り付けはステンレス釘を使用。これが痛い目に遭う事に。(泣)

 

屋根材が届く10日間ほどは、雨露を防ぐブルーシートをかけておきました。

 

やっとこのあたりでゴールが見えてきました。

 

後半に続く。