Looking Back , Moving Forward -62ページ目

Looking Back , Moving Forward

前に進むために振り返ります。冷静に情熱的に。日常のこと、旅行記、競馬、映画、ドラマ、レビューなど欲張って書いてます。

8月20日() 中編 「天空の牛たちよ


暴れ子馬、頭に凶器を武装した牛、草原に敷き詰められたフン、完全なるアウェイ。

しかしこれを乗り越えずして誰が旅人を語れるものか。

ワイルドとかけ離れている私がワイルドな旅人を演じ、大きく一歩した。

俺はビビってないぜと背中で語るべく勇ましく歩いてみたが、実際はビビって早足になっていただけであることはここだけの秘密(笑)


そして15秒後に抱いた感想は・・・突進されたら死ぬ、である。

あの角が胸を突き刺し、内臓や何やかんやが飛び出し、それが彼らの餌になっていくのか・・・。

そんなあくまで現実に即した妄想をしつつ、

そういえば私はブロガーであるという自我がここにきて芽生えてきたのも事実。

ブロガーといえば何を先においても写真である。

特に私のような稚拙な文章しか書けない末端のブロガーは写真で誤魔化すしかない。


天空の牛たち

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暴れ子馬

photo:04


腰が引けている2ショット

photo:01



道中には第2次世界大戦で使用された監視所跡があった。

実際にそこに立つとなるほど見晴らしが良い。


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最後まで到着!

写真中央に見えるのが摩天崖。

バスの時間があるのでここでストップ。

レンタカーなどがあればここからハイキングで実際の崖っぷちまで行くとよいだろう。

大地、大海、大空。贅沢にも勢ぞろいの景色は素晴らしい。

ちなみに写真奥に見えるのが前回の旅行記で書いた断崖絶壁に放牧された馬や牛たちのところ(だと思っているw)。


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天空の牛たちに別れを告げ、バスは下山する。


ツアーの締めは由良比女神社、イカ伝説で有名な神社。

その昔、ある由良比女命という娘が海で手を洗っていた時にイカが噛み付いたらしい。

それを詫びるべく、毎年10月から1月にかけてイカの大群がこの神社の前のイカ寄せの浜に押し寄せる。

これは言い伝えなわけですが、実際に平成に入ってからもイカの大群が押し寄せたという記録も残っており、あながち作り話ではなさそう。

ココ をクリックすると写真付きで紹介しているページに飛べるようにリンクしておきます。

こういうの好きです(笑)

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街中のマンホールにもイカ!

photo:05


バスの終着点は浦郷港。

これから何をしようか迷っていると目の前に遊覧船の文字。

よし、今度は海側からこの素晴らしい国賀海岸を堪能してやろう。

しかし腹が減った。遊覧船のチケットを購入して事務所的なところで荷物を預かってもらう。

オススメのめし処を聞き出し、にしわき鮮魚店へ向かった。

まさしく鮮魚店というたたずまいの店の裏にはビニールハウス作りのめし処が!(アウトドア)

あわび定食を注文。当然のようにうまい。

photo:05


この写真の刺身はヒラマサという魚で簡単にいうとブリ的な魚だそう。

帰り際に店主と色々話して遊覧船へ。ここで真のワイルドな男に出会うことに・・・

(続)


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8月20日() 前編 「旅人の大いなる一歩」


海士町の朝は清々しい。

かたえばあちゃんの朝メシを食べ、立ち話で島のことを教えてもらった。


photo:01

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次は結婚したら来ますね、でもその時は死んでるよ。

みたいな話を最後にかたえ荘を去る。

ありがとう、かたえばあちゃん。


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フェリーで向かうは3つ目の島、西ノ島へ。

まずは本日の宿「みつけ島荘」へ・・・と思っていたが、急遽予定変更。

大きな荷物を抱えたまま、ツアーバスへ駆け込む。

残念ながら、隠岐は観光客で賑わうレベルまでいかないので、こういうバス1本逃すと1日の予定が大きく狂う。

ここ西ノ島最大の観光スポットである国賀海岸を目指すことに。


山をかき分け、着いた先は展望台。

国賀海岸が少し遠くから見下ろせる。まさに絶景。

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断崖絶壁に放牧された牛と馬たち。

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カメラ目線バッチリの馬もいれば、

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完全にオレ流を貫くマイペースな馬もいた(笑)

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ちなみにこんな感じで普通に道にいますからね、彼ら。

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バスが走ること数十分。次は摩天崖と呼ばれるところへ。

ここが凄かった。

まずこんな入口に通され、後はご自由に進んで下さい。

一番奥(下写真でいう左奥)まで行けばいわゆる摩天崖が見れますとのこと。

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しかし見えるだろうか、多くの猛者たちがその道を阻もうとするのが。笑

大量の牛と馬、そして彼らから放出されたであろうフンで飾られた緑とも茶色ともいえるカーペットを進むことになるのだが、こうなると誰が先陣を切るのかという由々しき問題が発生してくる。

不運にも子馬が暴れ出し、それを追う親馬。それを横目にいかつい牛がにらみをきかせている。

そして何よりも恐怖をそそるのは、その道の先に誰も人がいないことだ。

我々は摩天崖へ続く道へ足を踏み入れることができないでいた。


・・・さて、ここでそのツアーバスに乗っていたメンバーを紹介しよう。

・私(絶賛一人旅中)

・親子(多分娘ラブな母&やたらとテンションの高い小娘)

・カップル(爽やかを絵に描いた彼氏&そこまでかわいくはないが類まれなる性格の良さと雰囲気で結構モテてしまう、それでいて女子グループでも忌み嫌われない彼女)


親子はひたすらに怖がりきゃーきゃー悲鳴を上げている。

カップルは静かに何かを話している。


さあ誰が行く?


私が行こう(笑)


離島一人旅=ワイルド

みたいな先入観がその場を支配し、私は威風堂々大きく右足を一歩した。


(続)


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Butterfly Effect

というブログタイトルで3年弱やってきましたが、

Looking Back , Moving Forward


というタイトルに変更しました。


やっぱりブログタイトルは自分の想いを少しでも表現できているものがいいかなと。
(前のタイトルにもそれなりには意味があったんですが・・・)


お気に入りに登録していただいる方はお手数ですが変更お願いします。
GO [DVD]/東映
¥5,460
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★★★☆


原作は金城一紀さんのGO。

大学時代に読んだ大切な本の一つ。

在日問題をテーマにした青春物語。


クルパーと桜井を演じるのは窪塚洋介と柴咲コウ。

何となくイメージしていた像に近い。

映像化で得るもの失うもの、それぞれあるがそのバランス感覚が絶妙であるのは行定監督の手腕。

期待を裏切らず、良い作品に仕上がっている。


桜井の父親の書斎にこもってコトに及ぼうとする危ないシーン、ダメな警察官とのやり取りなんかは今でも鮮明に覚えている。

青春の思い出というのは色褪せることはない。

この映画を見たことでそれがより一層強くなった気がする。



スナッチ [DVD]/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
¥2,625
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★★


ブラピが出ているクライムムービーということでハズレはないかなと思ってみたが、個人的にはイマイチだった。

アクションとしてもコメディとしても何か足りない。

一言でいうと中途半端という何とも陳腐な感想になってしまう。

ネットではかなり高評価みたいだが、んー私の何かがズレているのだろうか?笑


カクテル [DVD]/トム・クルーズ,ブライアン・ブラウン,エリザベス・シュー
¥1,500
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★★★★


前からずっと見たかった映画。

1988年、トム・クルーズ主演作品。


タイトル通り、バーテンダーの映画である。

仕事も恋愛も挫折ありつつも、最後には・・・というサクセスストーリー。


とにかく男の僕が見ても惚れぼれするほどにトム・クルーズがかっこええ。


夏に見たい映画リストに仲間入り。


蟹工船 [DVD]/松田龍平,西島秀俊,高良健吾
¥4,935
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★★★


蟹工船で奴隷のように働く労働者が団結していくプロセスを丁寧且つダイナミックに描かれた作品。

プロレタリア文学の最高峰と称される小林多喜二の原作は読んだことはないので変な期待も想像もなかったので素直に楽しめた。

楽しめたというより衝撃を受けた。

男たちが自由を求めていくプロセスはまさに労働問題の原点をみるようである。

いつか原作も読んでみたい。



岳 -ガク- DVD通常版/小栗 旬,長澤まさみ
¥3,990
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★★★☆


山に生き、生かされている三歩を演じるのは小栗旬。
あの素朴すぎる役は彼にピッタリ。

海猿ならぬ山猿と表現すればまるでパクリみたいに聞こえるが、この作品の特徴は人と自然をイーブンで描いているところだと思う。

海猿が人に大きな感動を与えるならば、岳は人の心を浄化する力をもっているだろう。



クヒオ大佐 [DVD]/堺雅人,松雪泰子,満島ひかり
¥3,990
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★☆

ジョナサン・エリザベス・クヒオ大佐と名乗る結婚詐欺師の話。
正直、それ以上でもそれ以下でもない。
いくら堺雅人が好きでもこれはいただけない作品。

期待が大きすぎたのか、深夜1時から見だしたのがいけなかったのか。
誰か教えてほしい(笑)


踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ! スタンダード・エディション [DVD]/ポニーキャニオン
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★★☆

事件は会議室で起こってるんじゃない!現場で起こってるんだ!

今作品ではその言葉を裏返すかのごとく会議室ならぬ署内で行われます(笑)

全体的なインパクト不足はあるものの、踊るならではのシナプスを刺激するストーリーテリングと織田裕二の演技はいつ見ても良い。


ウォンテッド [DVD]/ジェームズ・マカヴォイ,アンジェリーナ・ジョリー,モーガン・フリーマン
¥1,500
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★★★★


おもしろい!
ハリウッド映画を見た後に抱くあの感覚が味わえる。

古きを大切にした新しいアクション映画ともでも言おうか。
銃弾が曲がるなどマトリックス的なものも彷彿させられる。

フラタニティという暗殺組織で鍛えられていく青年が迎えるクライマックスにも驚く。

ちなみにこの作品はジェームズ・マカヴォイが主演だと思っていたが、アンジェリーナ・ジョリーだったことが最も驚き(笑)



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8月19日(日) 後編 「かたえ荘での夜」


残念ながら島の黄昏といえど有限である。

日が沈んできたので本日の宿、かたえ荘へ戻る。

帰る道にレインボービーチというどこかで聞いたことのあるようなないような海へ寄った。

さすがに虹を名乗るだけあって綺麗だ。


photo:07


寄り道その2、丘の上に佇むのは隠岐島前高校。

島前で唯一の高校である。

ここでは一般的な勉強だけではなく、農林水産系のことも学ぶ。

青春時代を離島で送らせたいと本島から「島留学」させる親御さんも多いみたい。


Butterfly Effect

photo:10



かたえ荘に着くやいなや、かたえばあちゃんがスイカと共に部屋にやってきた。

「水代わりにどーぞ」

それは私の歴史上で最高のシチュエーションで食したスイカであった。

窓辺から見える島の景色、海へ沈んでいく夕陽が淡い。


photo:06


晩メシはささやかに、しかし豪華なものであった。

刺身、サザエ、焼き魚(鯛)、隠岐牛のチャンプルー、天ぷら。

この写真にはないが、魚の目がズドンと入ったすまし汁も出てきた。

想像を遥か越え、胃袋も心も満たされ部屋に戻る。


Butterfly Effect


喉が渇いた。

外に出るも真っ暗、自販機へ行って帰ってくるという肝試し。

この日も、やはり島の夜は早かった。

海士町の夜に眠る25歳、一人旅中。



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