ドラマ2013 Autumn(10-12月) | Looking Back , Moving Forward

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前に進むために振り返ります。冷静に情熱的に。日常のこと、旅行記、競馬、映画、ドラマ、レビューなど欲張って書いてます。

秋クールのドラマレビュー。

冒頭に今クール(1~3月)の所感を述べておくと、これというのがなくて残念です。

1~2話を見る限りは「医龍」がいいかなーと思いますが、今後の展開次第では「S-最後の警官-」が気になります。大河ドラマの「軍師官兵衛」はこれからゆっくり楽しませてもらいます。

深夜枠では「闇金ウシジマくん」と「慰謝料弁護士」をちょいちょいと楽しんでいます。

石原さとみの過剰な演技が話題の失恋ショコラティエはまぁレベルが低いですが、逆にそれがおもしろいので見てみようかと(笑)


【リーガルハイ(シーズン2)】

★★★★

主演:堺雅人、新垣結衣、岡田将生
主題歌:RIP SLYM 「SLY」

タイトルにこそ「2」の文字はないが、前作からの続きです。
堺雅人の演技は流石の一言であるけれど、ちょっとやり過ぎ感は否めない。

内容自体はドラマでは珍しく、伏線をたくさん散りばめ、その回収も実に見事。
扱うテーマも死刑制度、離婚問題、ご近所問題、著作権、環境問題、ブラック企業などどれも深く扱いづらいものばかりに挑戦していた点は評価できる。

また堺雅人演じる小御門の言葉はどれも強烈で、しかし物事の心理を突くものも多くて痺れるシーンも多くありました。


【独身貴族】


★★★☆

出演:草なぎ剛、北川景子、伊藤英明
主題歌:SMAP 「シャレオツ」

今クールの中では最もドラマらしかった作品でした。
ビジネスあり、恋愛あり。まさに王道。
しかしそんな中でもこの設定はありそうでなかったので新鮮味がありました。
デヴィ夫人の棒読みや現王園玲子なんかも笑いもアクセントになっていて見どころの一つでした。

また草なぎ演じる星野守社長の部屋に象徴されるように、全体的にクラシックでエレガントな仕上がりになっており、そういう意味では魅せるドラマとしても良かったです。


クロコーチ】

★★★

出演:長瀬智也、剛力彩芽
主題歌:TOKIO 「ホントんとこ

「せいかぁぁ~ぁい」(文字に起こすの難しい)
がプチ流行になったクロコーチ。

かの3億円事件を軸にハチャメチャでブラックな刑事を演じる長瀬はハマリ役だった。

話としては少しややこしかったです。ややこしいというか飛躍が多くてスッと入り込めないところが多かった。
この手の話はわかりやすいストーリーにした方が良かったと個人的には思います。


安堂ロイド

★★★

出演:木村拓哉、柴咲コウ、大島優子、桐谷健太、本田翼、遠藤憲一
主題歌:竹内まりや「Your Eyes」

世間の評判さっぱりだったキムタク主演のドラマ。
キムタクのドラマというだけで視聴率がとれた時代は過去の産物になってしまいました。

きっと男が見るとそれなりに面白いと思うんですよね。
ジェンバーバイアスがかかってると言われればそれまでなんですが、多くのキムタクファンは女性であり、きっとシンプルでわかりやすい恋愛物語を望んでいるはず。
一方で安堂ロイドはというと、物語は非常にややこしい上に恋愛の色も少し違うんですよね。
人間ではない以上、感情移入しづらかったという点もあると思います。
加えて過剰なまでのアクション。腕がスッポリ切れたりするのはキムタクには似つかわしくなかったか。

で、お前は結局どうなんだと言われれば、それなりに楽しめたので★は3つです。


【彼岸島】


★★★

出演:白石隼也、鈴木亮平

チープさが残ると言えばそうなんですが、「孤島の恐さ」みたいな雰囲気が良くでていてなかなかに見応えありでした。
もう少し登場人物がキャラ立ちするなり、物語の中で仲間を増やすなりの遊びがあっても良かったのかなーと思いますが、原作ありの話なのでそこは仕方ないか。


八重の桜

★★★★

出演:綾瀬はるか、西島秀俊、長谷川博己、オダギリジョー 他大御所いっぱい

龍馬伝以来の大河ドラマでしたが、まずは一言素晴らしかったです。

綾瀬はるかは好きな女優ではなくて、むしろ何であんな人気があるのだろうと不思議に思っている女優さんの一人でしたが、今回1年続けて見てなるほど、演技のうまさに脱帽でした。(ルックスはやはり好みではないがw)

2012年の秋に福島を訪れて実際の舞台になったところをいくつか見ることができたので多少の思い出補正はかかってますが、それでもよくできた作品でした。

歴史的な事象をどれほど正確に再現できているのかについてはあまり重要視していないのでそれはどれとして、戦(いくさ)的な部分と学問的な部分のバランスが非常に良かった。

「会津」という土地の魅力が全面に押し出された大河ドラマも珍しいのではないか。
舞台が京都に移ってからもやはり会津ソウルのようなものは物語の節々で感じ取ることができた。

最後に西島秀俊演じた山本覚馬の印象的だった言葉を紹介して終わります。
ある意味で八重の桜を象徴する言葉、八重の成長や変化、学びなどを端的に言い得た見事な言葉です。

・人間の知恵や知識で戦が避けられないのなら、学問など無駄なのか?(山本覚馬)
・二度と再び、戦うことを学ばない。……いかなる力にもその知恵で抗い、道を切り開いて下さい。(山本覚馬)


◆勝手にアカデミー◆

*最優秀作品*

八重の桜
(今クールだけで選ぶのならば、リーガル・ハイ)


*最優秀主演*

堺雅人 (リーガル・ハイ) 



*最優秀いぶし銀*


玉山鉄二 (八重の桜)
※山川大蔵役


*最優秀主題歌*

該当なし

※3回連続の該当なし。うーむ。



~秋クールのプレイバック~

半沢直樹から連チャンの堺雅人主演の「リーガル・ハイ」も人気を集めましたが、半沢直樹ほどのブレイクには至りませんでした。
1年間見続けた大河ドラマ「八重の桜」は視聴率こそ芳しくなかったですが、素晴らしい作品だったと思います。

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