日頃からレビュー記事を書いている映画、ドラマ、本、雑誌について1年間で最も良かった作品を紹介したいと思います。
ジャンルによって1位から3位まで紹介するものもあれば、1位で終わっていたりするものもあります。
基本的には日頃のレビューで★が4つ以上を最低要件として、それ以上のもので本当に素晴らしいと思ったものだけをここで紹介しているのでそうなってしまうのです。
細かいレビューは左記のカテゴリーからレビューを選んで遡ってもらえれば読めます。
2012年に発表された作品ではなくて、2012年に僕が観たり聴いたりしたものです。この点、悪しからず。
【映画】
今年もたくさん素晴らしい作品に出会った。
以下紹介している以外にも若きトムクルーズが色艶やかな「カクテル」やアクションに迫力があり、見ていてスッキリした「ウォンテッド」なども候補に挙がった。
来年はもう少し映画館に足を運ぼうと思う。
1位 「ミッドナイト・イン・パリ」
- ミッドナイト・イン・パリ [DVD]/角川書店
- ¥3,990
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今年はダントツでこの作品。僕の人生の中でも5本の指に入れたいほど。
ロマンと現実、過去と未来という2つの対立軸がしっかり描きながらも、古きパリへタイムスリップすることで表現されている柔和な雰囲気が覆い包む素晴らしい作品。
ウディ・アレン監督、恐るべし!
2位 「めがね」
- めがね(3枚組) [DVD]/VAP,INC(VAP)(D)
- ¥5,040
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夏にこれを見て何とも言えない開放感を感じた。音楽も良い。
黄昏、それは人生の中で重要な事である。
3位 「パリ20区、僕たちのクラス」
- パリ20区、僕たちのクラス [DVD]/紀伊國屋書店
- ¥5,040
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今までに見たことのないタイプの映画。
ドキュメンタリー風に作られたこの作品は最初はよくわからないが、どんどん入り込んでしまう。
【ドラマ】
年間で約35本のドラマを見たが、心底素晴らしいと言える作品は少なかった。
どれもそれなりのクオリティで当たり障りがない。再放送で見た「結婚できない男」のような作品は出てこないものか・・・。
そんな中でも特に輝いていたのは以下の3つ。(鈴木先生は今年のものではない)
1位 「もう一度君に、プロポーズ」
- もう一度君に、プロポーズ DVD-BOX/TCエンタテインメント
- ¥19,950
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原点回帰な作品であるが、本来のドラマの素晴らしさを存分に表現している。
竹野内豊と和久井映見はそのストーリーの中で見事に演じきった。
2位 「ストロベリーナイト」
- ストロベリーナイト シーズン1 DVD-BOX/ポニーキャニオン
- ¥23,940
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単なる刑事モノ、という流行に釘を一本打ち付けた感のある刺激的な作品。
序盤の勢いを最後まで持ち続けることが出来れば1位にしていたと思う。
3位 「鈴木先生」
- 鈴木先生 完全版 DVD-BOX/角川書店
- ¥19,950
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今年のドラマではなく、夏にHuluで一気に見た。
あーこういう学園モノもあるのかと。非常に現代的でリアル、その中でもなおドラマの良さを失っていない。
【本】
こうして振り返ると、小説で良きものに出会わなかった年だった。
砂漠、オーデュボンなどの衝撃な欲しい。来年はもう少し読書数を増やしたい。
1位 「情報以前の知的作法~踊らされるな、自ら踊れ」 西きょうじ
- 情報以前の知的作法 踊らされるな、自ら踊れ/講談社
- ¥1,300
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圧倒的に勉強になったし、考えさせられた。
ツイッター疲れなど今の時代へダイレクトなメッセージを発している。
2位 「奇跡の話す書く技術~脳を活かす奇跡メタ意識コミュニケーション術」 出口汪
- 奇跡の「話す」「書く」技術~脳を活かす奇跡の「メタ意識」コミュニケーション術/フォレスト出版
- ¥1,365
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文章の書き方と話し方をクロスさせて論じた意欲作。
さすが現代文の神と讃えられるだけあり、本質を捉えていて納得の連続。
3位 「ゴッチ語録」 後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)
- ゴッチ語録 GOTCH GO ROCK/ぴあ
- ¥1,260
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この本をまさかここで挙げるとは思わなかったが、ゴッチの文才には脱帽させられた。
加えてエッセイの中で音楽について深く述べている本というのはあまりないので新鮮だった。
【雑誌】
やはりBRUTUS、PENなどのサブカル雑誌はいいものを出す。
今年は東洋経済やダイヤモンド、プレジデントなどの購入が少なかった。ややネタ切れ感があったのだ。
1位 BRUTUS 「たとえば、いま、あなたが離島を離れて島で暮らすとしたら、」
- BRUTUS (ブルータス) 2011年 9/1号 [雑誌]/マガジンハウス
- ¥630
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2011年の雑誌であるが、この表紙に魅了され離島への旅を志したと言って過言はない。
内容についてはもう少し掘り下げてほしい感はあるものの、色々な話が紹介されており、離島の素晴らしさを堪能するには十分。
2位 BRUTUS 「西洋美術総まとめ。」
- BRUTUS (ブルータス) 2012年 5/1号 [雑誌]/マガジンハウス
- ¥630
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美術に関心が湧き出した昨今、非常にうまくまとまっている。
素人の自分には何ともありがたい一冊であった。
雑誌でここまでできるのかと感心させられる。
3位 bridge 「細美武士×ホリエアツシ」
- bridge (ブリッジ) 2010年 02月号 [雑誌]/ロッキング・オン
- ¥580
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2010年の雑誌であるが、僕の大好きなバンドマン2人にフューチャーした内容。
そのボリュームたるや半端無く、さすがbridgeと評したい。
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