2012年競馬総括 | Looking Back , Moving Forward

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2012年の競馬を振り返ります。

今年の主役は何といってもオルフェーヴルでしょう。
阪神大賞典での逸走はもはや伝説、次の天春では惨敗したものの、宝塚で復活。
仏へ渡り、フォワ賞を勝ち、凱旋門では悔しすぎる2着。誰もが勝利を確信した直線でした。
しかしあの感動は忘れられません。思わずこんなの買ってしまいました(笑)

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オルフェーヴルという怪物のせいで少し影が薄くなっていますが、このオルフェーヴルをジャパンカップで負かしたのは何を隠そうジェンティルドンナ。牝馬3冠+JC勝ちって普通に考えておかしいです。
凱旋門2着をどう評価するにもよりますが、年度代表馬はジェンティルドンナでもおかしくない。

ゴールドシップの躍進にも触れる必要があります。
ダービーこそ逃したものの、2冠に有馬勝ちですしね。これも3歳で有馬勝ちというのはおかしいです。
菊花賞や有馬の走りを見ているとまだまだ余裕がある感じなので、まだまだ底が見えません。
3コーナーからのまくり方を見る限り、2400m以上ならオルフェはジェンティルより強いと思います。


と、そんな感じで2012年はこの3頭の圧倒的強さが目立った年だったように思います。


肝心の馬券はというと、ネット購入している分で回収率80%、金額にして約6万のマイナス。
2011年が回収率118%で約4万の勝ちなので2年間トータルでとんとんってとこですかね。
実際に競馬場に足を運んだ時は多分ちょいプラスぐらい、地方競馬はトントンかちょいマイナスぐらい。

PAT分析では、意外にも岩田Jでの回収率が異様に低い。福永Jも同様。
人気どころを中心に買っているのに馬券を外しているという恥ずかしい状態ということでしょう。
万馬券は4回の的中に留まり、最高がJCDの3連複3万円という微妙な額・・・。

目標にしている回収率が150%なので全然ダメなんですが、年末に有馬⇒ファイナルSと的中してしまっていい感じに終わってしまったのでそんなに負けた感じがしていないのが怖い(笑)


ではでは、簡単に月別に振り返ってみます。
(上期は10月に書いた記事から転用)


【1月】

年明け早々に金杯でアスカトップレディという穴馬をずばり指名したのに馬券は当たらず。
しかしアスカトップレディを推しまくったため、パイセンが馬券を的中させた。少しの恩を売ったw
AJJではルーラシップの快勝。やはりこの馬は強くて魅力的である。


【2月】

きさらぎ賞はワールドエースの勝利。終わってみれば1~3着は全てディープ産駒。
このあたりから武豊が盛り返してきた。
そしてキタサンアミーゴの予後不良にはショックを隠し切れない。長く差す脚に魅了されました。
今年初のGⅠフェブラリーではトランセンド敗れ、ダート戦線はまたまた戦乱の世へ。


【3月】

弥生賞、今年初の万馬券。トリップ・アーデント軸で穴のコスモオオゾラが来てくれた。
忘れもしない阪神大賞典、オルフェーヴルの逸走。3コーナーで走るのをやめてからの4コーナーの追い上げ。ギュスターヴには敗れたものの、あそこから2着にもってくるなんて怪物以外の何者でもない。
これがオルフェーヴルの弱さであり、強さでもある。こんな競馬、数十年に1度観れるかどうか。
日経賞でのネコパンチの大逃げはフロックだとしても、高松宮記念でのカレンチャンは本物だった。


【4月】

ショウナンマイティ、フェデラリストあたりが強い。が、なぜかあまり魅力を感じない(笑)
桜花賞はジェンティルドンナ、ジョワドヴィーヴル敗れたり。やはりシンザンで牡馬を負かしてるだけのことはある。
皐月賞はゴールドシップがワールドエースを撃破。
読売マイラーズはシルポートの大逃げで3連複GET。
天春はオルフェーヴルに注目が集まるものの、掲示板にすら載らない。
結果はビートブラックの大逃げ勝ち。今年は大逃げを追わずそのままというケースが多い。


【5月】

プリンシパルSで3連単、万馬券的中。3連単の万馬券は気持ちが良い。
ヴィクトリアでホエールキャプチャが念願のGⅠホースへ。芦毛の物語はいつでも感動的。
3歳牝馬ではオークスでジェンティルドンナが2冠獲得。樫で5馬身差はえぐい・・・。
ダービーは岩田がディープブリランテを勝利に導いた。
38歳の岩田が泣く。それを見て私も泣く。それこそがダービー。
本命視されていたゴールドシップもワールドエースも馬券絡まず。


【6月】

宝塚は近年稀に見るほどの好メンバーが揃うも結果はオルフェーヴルの復活劇。
2着には海外でも実績を残して帰ってきたルーラシップ。
強い馬ががっちりと上半期を締めくくってくれました。


【7月】

夏競馬に入り、G1ホースたちは休養に入るため、やはり思い出深いレースが少ない。
短距離馬は強い馬がたくさん出てきたなーという印象を受けた。


【8月】

8月といえばやっぱり札幌記念。
が、大したメンバーも揃わず盛り上がりに欠ける。
エルムSでのローマンとエスポの叩き合いが一番見所ありだったかもしれない。


【9月】

ジェンティルがローズSを、ゴールドシップは神戸新聞杯を、それぞれが前哨戦で結果を出す。
短距離路線ではカレンチャンを破り、ロードカナロアがスプリンターズSを勝利した。


【10月】

毎日王冠のカレンブラックヒルを見て、ああこれは本物だなと感じた。古馬相手でも関係なし。
1頭だけ違う路線を歩んでいるので他馬との比較がしにくいが、秋天5着も含めて今後が楽しみ。

秋華賞はジェンティルが勝ち、3冠達成。ヴィルシーナはまたもや2着。
菊花賞はゴールドシップが強い強い勝ち方。何度走っても勝つと思いました。スタミナ無尽蔵。
秋天はデムーロ鞍上のエイシンフラッシュが勝った。デムーロが天皇陛下にひざまずいて儀礼をしたのが印象深い。


【11月】

みやこSで6連勝を達成したローマンレジェンドはダート路線の新星と称された。
マイルCSは淀で観戦したが、武さんが2年ぶりのG1勝利ということで随分と盛り上がっていた。
やはり地元京都での騎乗はうまかった。
そして今年一番見応えがあったと思われるのがジャパンカップでのオルフェとジェンティルの叩き合い。
結果としてはジェンティルがオルフェを弾き飛ばし競り勝った。この時点でこの馬は牝馬ではないと確信したのであった(笑)


【12月】

1週目の中山12Rで万馬券GET。やはり12Rに強い。
JCDではニホンピロアワーズが勝利した。過去の実績馬でもなく、勢いのある馬でもなく、地道に努力を重ねてきた馬。条件戦の時から応援していた馬なので嬉しかった。馬券も3連複3万を的中させてもらった。
有馬記念ではゴールドシップが圧巻の勝利。2着のオーシャンブルーは穴馬として挙げていた馬、大きく出遅れたルーラーシップも3着に追い込み、今年も有馬は的中。残念ながらルーラはこれで引退となった。
最後の最後のファイナルSでも馬単と3連複が的中し、気分良く終えることができた。





【2歳戦】

毎年のことながらよくわからない。
今のところ、これという馬がいない。


【ダート路線】

2012年は完全に世代が一つ切り替わった感がある。
トランセンド1強の時代は終わり、ローマンレジェンドやニホンピロアワーズが力をつけてき、エスポワールシチーは衰えのスピードが遅く粘り強い、ワンダアキュートはいよいよ本格化、3歳勢もなかなかに強い。現時点ではワンダアキュートとローマンレジェンドが同じぐらいの力があると思う。


【ジョッキー】

昨年は武豊、アンカツ、横典の時代から岩田、福永、池添の時代へと完全に切り替わったと言ったが、今年はリーディングは浜中J、しかしG1勝ちはない。かたやリーディング2位の岩田JはG1を8勝もするという離れ業。逆に四位や藤田はびっくりするほど活躍の場を見ることはなかった。
秋以降来日していた外国人Jたちは毎年のことながらすごい騎乗ぶり。人気なくても普通に持ってきてしまうから恐ろしい。特にルメール、デムーロ、ムーアの3人はかなり怖かった。スミヨンは今年はイマイチだった気がする。


【テレビ放送】


JRAの陰謀でKBS放送での放送がまた縮小された。
もはや大半をラジオで聞く時代になってしまった。いっそグリーンにするしかないのだろうか。


~観戦記~

今年は競馬場へ足を運ぶ機会が少なすぎて驚いている。来年はもう少し増やしたいもの。


10月8日(月) 第47回 京都大賞典(GⅡ)

年々レベルが低くなってきている。一昔前までは秋のG1に向けて有力馬が出走していたそうだが、今ではすっかりG3である。実際勝ったのはメイショウカンパクというG3でも苦戦している馬。
なぜか7R500万以下で勝ったバーバラという馬が印象的だった。


11月18日(日) 第29回 マイルチャンピオンシップ(GI)

来賓席で観戦することができた。
この日は穴馬の予想が冴えており、的中が続いた。
メインでは武さんが2年ぶりのG1勝利、見事サダムパテックの強みを最大限引き出した。
地元京都ということもあり、豊コールがすごかった。