10万円ぐらいのアコギが欲しい。
ギターを弾くと時間は過ぎるが、その時間を悔いたことがない。
例えば休日の昼下がりに競馬を勤しむとする。
好きな馬の見せ場なし、馬券も散々では終わってみれば後悔が残る。
例えば休日の夕方に何かしらの充実感を得ようと愛について書かれた本を読むとする。
翌日、その著者が不倫報道されているのを見ればやっぱり後悔が残る。
例えばライブへ行くとする。
対バンの音楽的趣向がまるで理解できず、且つそのドラマーにスティックを投げられて顔面に当たれば、いくら本命が素晴らしい演奏を繰り広げたとしてもやはり後悔が残る。
競馬も読書もライブも大好きだ。
別に後悔してもいいからこれからも続けるので上述したことは単なる駄文にしか過ぎない。
しかしギターを弾いて後悔したことはない。
下手。
100人聞けば自分を加えた101人が声を大にして言うハズ。
でも自分の中で思わずニヤリとしてしまうことがあるので止められない。
それはいつものCから始まりGで終わってサビに突入する一連の流れの時もあれば、セブンスコードがそれっぽく鳴った時もある。
一瞬のニヤリがここまで虜にする。
ギターにはそんな魔性の血の気がある。
ゆえに高3の時に買って今も使っているギターを手放すことは、例えそれが安かろうが難しいことだ。
でもどこかで何らかのアクションは起こす。
9.11から10年。
震災・原発から半年。
そんな歌を歌った。
綺麗に美化して言い放った
It's a wonderful world