【流れ星】
★★★☆
竹野内と上戸彩、そして月9枠ということでまず外さないと思っていたけど、なかなか見応えありました。
ちょっと重いと言えばそうかもしれませんが、命の大切さと人の繋がりについてシンプルに訴えてくる内容。
上戸彩はこういうダークな役もちゃんとこなすけど、やっぱり呆気カランとした役をやってほしい(という個人的願望w)。
竹野内のかっこ良さと何とも煮え切らないところ、対して稲垣吾郎のあの悪役演技に我が家はぎゃーぎゃー言うておりました。(笑)
【フリーター、家を買う】
★★★★
二宮演じるダメな若者が母のうつ病をキッカケに立ち上がる社会派ドラマ。
就職難や3年以内に辞める若者など、働くことに対して世の中の関心が注がれているからか、このドラマも好評だったよう。
ストーリーはシンプルだが、今までにありそうでなかったので新鮮だった。
社会の厳しさと家庭内の問題の狭間でもがき苦しむ姿を見て、
あ、自分の置かれてる状況って全然マシなんやなと、勇気をもらった人も多いんじゃないかと思う。
【黄金の豚】
★★★★
ハケンの品格の流れを継ぐ作品。篠原涼子と大泉洋の絡みはここでも健在。
舞台は会計監査庁ということで、仕事柄ちょっと興味がありました。
「カネ、か・え・せ」が決め台詞から描くスケールの大きさ、解決までの大胆なプロセス、秀逸でした。
見ててスッキリする作品。
【医龍3】
★★
言わずと知れた人気シリーズだが、ここにきてマンネリ化。
スピーディーなオペから蘇りまでの流れは相変わらず目を引くものがあるが、
んー他が完全に焼き直しというか、ありきたりすぎというか。
王道で手を抜くとこういうハメになる。
【クロヒョウ~龍が如く】
★★☆
深夜枠のアウトローはまず見る。
とある事件に巻き込まれたことを境に、闇の非合法闘技場「ドラゴンヒート」に足を踏み入れることとなる。
アウトローを貫くにはモノ足りず、他に個性的な要素があるとも言えず、まずまず。
【闇金ウシジマくん】
★★★
山田孝之の深夜枠となれば楽しみと期待は膨らむばかり。
現実社会のお金についてリアルに泥臭く描いた作品。
最近、闇金の金利は違法なので支払わなくてよい、みたいな広告をよく見かけますが、
あくまでそれは最後の手段であり、実際はそんなキレイにことが運ぶわけがない。
カネに囚われることの恐ろしさを知らしめてくれる作品。
【秘密】
★★★☆
圭吾東野原作のドラマ化。
まず、志田未来の演技に脱帽。
何か常にハラハラしながら見てたんですが、最後にはキレイな落とし方でした。
原作支持者からはちょっと違う!って意見も例のごとくあるようですが(笑)
圭吾東野の作品はどーも答えの出ないことに心温まる結末を用意してくれる。
【龍馬伝】
★★★☆
気付いたら1年かー。早かったです。そしておりょうちゃんキレイでした。笑
1年で何かがキレイに完結するものってひょっとすると大河ドラマぐらいのものでは?と思うわけです。
福山の龍馬には賛否両論あるようですが、僕は総じて良かったと思ってます。
やはり年間通してやってることもあってダルい部分もあるんですが、
新しい人を訪ねて次々と新しいことにチャレンジしていく様は見ててしびれます。
あくまで軸は日本であり、その社会であり政治である。しかし身を捧げるというスタンスではなく、しっかり自己実現も叶えていくのが何とも爽快。
龍馬伝を見ててちょっと不思議に思うのは、これを見て感動・共感する大人ってものすごく多いはずなのに、
そういう人って自分のポリシーに少しでも反映しようとする意識はあるんだろうか?ってことです。
つまり、坂本龍馬が好きです!って言う人が変な伝統に固執していたり、変革を拒んだりするのは妙だなと思うってことです。
まぁ自分にないからこそ魅力に思うのかもしれませんが。(笑)
◆勝手にアカデミー◆
*最優秀作品*
フリーター、家を買う
*最優秀主演*
志田未来(秘密)
*最優秀いぶし銀*
香川照之 (龍馬伝)
*最優秀主題歌*
流星 / コブクロ (流れ星)
~冬ドラマの展望~
絶対的主役不在のクール。月9もタイトルからしてあまり期待はできない。内容は意外と攻めててビックリしたけど。
既に1~2周したところで目星いのは、織田裕二の外交官 黒田康作ぐらいか。相棒もなかなか。
ガリレオやらごくせんやらの焼き直しと言えるものもあり、パッとしないのが本音。
深夜枠も中途半端なアウトローな予感。