【笑いの効用・仕事編】ジョブ・クラフティング | 京都の大道芸人・笑いと健康講演講師 たっきゅうさんの新公式ブログ「芸人魂背負ってます」

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京都を中心に全国で活動中の大道芸人であり、笑いと健康に関する講演講師でもある「たっきゅうさん」の公式ブログです。

笑いを通じて、人と人との繋がりを実感し、
QOLの向上をはかることをモットーに、
介護施設や小児病棟を訪問しています。

職場における笑いの効用の投稿第4弾です。

 

どうせ働くなら楽しく仕事をしたいと多くの人が願うと思いますが、現実には仕事をやらされている感が強くハリが出ないという人も多いと思います。

 

最近注目されているのが、ジョブ・クラフティングという考え方です。ジョブ・クラフティングというのは、仕事に対する認知や行動を主体的に修正していくことで、退屈な作業などをやりがいのあるものへと変えていくことです。

 

東京大学准教授の島津准教授が書いた「ワーク・エンゲイジメント」という本の中には、野村克也氏の素振りのエピソードが登場します。

 

「素振りはつまらないし、回数を基準にすると続かない。私がこの単純作業を継続できたのは、振った時のブッという振幅音に興味を持ったから。ミートポイントで力を爆発させるようなスイングができたときは、この音が短い。そして、この短い音を出すためには、力を抜いていないとダメだということに気がついた。これがもしろくて、1時間、2時間はすぐに過ぎていきました」

 

これはジョブ・クラフティングの典型的な例です。音の違いに面白さを見出すことで、単調な作業を楽しく実践することが可能になっています。

 

ジョブ・クラフティングにはコツがあり、ひとつはこの例のように作業の中に楽しさを見出していくこと。もうひとつは、自分のやっていることの意義を一段高いところから見て、やらされているのではなく貢献できていると感じることだと言われています。

 

僕も同様の考え方はすでに実践しています。講演の仕事を開拓するために行政にチラシを送っていますが、チラシを封入する作業が非常に退屈です。ですが、これが笑いの効用を多くの方に伝えることに繋がっていると考えれば作業が苦ではなくなります。また、反応率をどうすれば上げられるか、ある種ゲーム感覚で色々試しています。チラシの文言や送る時期を年によって変えて、反応率を上げていくための情報を得ることにちょっとした面白さを見出しています。

 

ちょっとした工夫で仕事は面白くできるのではないかと思いますので、何か試してみてはいかがでしょうか?