【笑いの効用・仕事編】笑いは学業成績を高めるか | 京都の大道芸人・笑いと健康講演講師 たっきゅうさんの新公式ブログ「芸人魂背負ってます」

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仕事における笑いの効用の投稿の第三弾として、笑いは学業成績を高めるのか実験した研究について紹介します。

 

Avner Zivという研究者が、「統計学入門」の授業を履修した学生を無作為に2つのグループに分け、試験の成績を比較する実験を行いました。片方のグループは通常の講義を受けるグループ、もう片方のグループは、ユーモアの使用について訓練を受けた教員によって、講義中にユーモアを用いて重要な概念の説明を受けたグループです。試験の結果、ユーモアを用いたグループの方が成績が1割近く良かったのだそうです。

 

ユーモアを伴う内容は想起しやすい傾向にあるのは他の研究でも確かめられているそうで、ユーモアや笑いは学業、あるいはその他覚えることを伴う作業のパフォーマンス向上に役立つと言えるのかもしれません。

 

ただ、ユーモアを伴う内容を思い出しやすい反面、同時に話したユーモアを伴わない内容は逆に記憶しにくくなるようなので、重要でないところでユーモアを用いても効果がないようです。ですので、何でもかんでもウケを狙えばいいというわけでもないようですね。

 

下品な話で恐縮ですが、自分も小学校の国語の授業でユーモアとは何かという話になって、先生が「カレーライスのことをダラビチご飯と言うのはユーモアではない」と言ったことだけが妙に記憶に残っていて、さて教科書でどんな文章を読んでいたのか、結局ユーモアの定義は何だったのかは一切覚えていません。まあそんなもんかもしれませんね。