連載を持たせていただいている地域保健に大手ヘルスケア用品メーカーのユニチャームが取り組んでいる「ソーシャル・ウォーキング」という取り組みが紹介されていたので、シェアしたいと思います。
認知症の予防には、運動や食事に気をつけるといった生理的なアプローチのみならず、芸術やボランティアを通じて社会とのかかわりを持つ認知的なアプローチも必要だと言われています。ユニチャームでは、運動と社会参加をセットにして行う「ソーシャル・ウォーキング」というプログラムを考案しています。
このプログラムの体験会では、認知症予防に関するちょっとしたレクチャーを受けた後、観光地などをガイドの案内を受けながら参加者みんなでともに歩きます。歩幅と認知症に関連があるとも言われていますので、歩幅を保てるようノルティックポールを使った歩行の体験も行います。
特別なことをしなくても、お友達や夫婦で会話をしながら歩くという習慣が認知症にも役に立つなら、楽しく歩く習慣をつけてみたいと思いますよね。
また、高齢者は尿漏れを気にして閉じこもりになる人もいます。体験会では、尿漏れ対策グッズとの上手な付き合い方のレクチャーも行われます。ユニチャームはライフリーのブランドで様々な製品を販売していますから、顧客開拓にもつながるわけですね。
認知症予防は高齢化社会で重要なテーマですが、楽しむということも重要なカギなのではないかと思います。楽しくできる取り組みが他にもどんどん開発されていくといいですね。