今月は大道芸が多かったので情報発信が少なくなりましたが、久しぶりに笑いと健康に関連した投稿をしたいと思います。
老人介護施設で芸術にかかわるレクリエーションが行われるのは日常的な光景です。簡単なものだと折り紙や塗り絵がわかりやすい例ですが、それだけでなく本格的なパッチワークや造形、音楽などが行われます。
それでは芸術のような創造的活動を高齢者が行う意義はどこにあるのでしょうか。奥西麻由子さんという方が「美術教育学」という学会誌の中で、意義は以下の4つであると述べています。
1.楽しみ
2.感覚や知覚への刺激
3.コミュニケーション
4.自分の経験の再構成
自己の経験の再構成というのは、新たな自分の一面を発見したり今までの経験を再構築したりすることです。
老人介護施設で芸術を取り入れたレクリエーションのプログラムを組むときには、4つの要素を入れられるか意識するのが良いのだと思います。単に楽しいだけでなく、五感を刺激し、周りとの会話を楽しみ、役に立つ発見がある、そのようなプログラムこそが本当に意義のあるレクリエーションだと言えるでしょう。
僕も笑いを通じて同じような意義のあるものを作っていきたいと思っております。