【主観的幸福】自分でコントロールできる感覚 | 京都の大道芸人・笑いと健康講演講師 たっきゅうさんの新公式ブログ「芸人魂背負ってます」

京都の大道芸人・笑いと健康講演講師 たっきゅうさんの新公式ブログ「芸人魂背負ってます」

京都を中心に全国で活動中の大道芸人であり、笑いと健康に関する講演講師でもある「たっきゅうさん」の公式ブログです。

笑いを通じて、人と人との繋がりを実感し、
QOLの向上をはかることをモットーに、
介護施設や小児病棟を訪問しています。

最近ちょっと気になっていたコントラクトブリッジの体験講座に申し込んでみました。思い立ったが吉日です。楽しみですね。

 

さて、最近笑いについての知識を増やすためにポジティブ心理学の本をよく読むのですが、「幸福優位の7つの法則」という本にこんなことが書いてありました。

 

「老人ホームの入居者のグループに毎日、観葉植物の世話などの簡単な仕事をしてもらい、そのやり方は彼らの裁量に任せた。すると老人たちの幸福度が改善したばかりでなく、死亡率がなんと半分以下に下がったという」

 

この一文を見ただけでは、他にどのような取り組みがあったのかわからないので、果たして観葉植物の世話が本当に効果があったかは何とも言えません。ですが、小さなことでも自分の力でコントロールできるという感覚を持つことが、高齢者のウェルビーイングの観点から重要であるということを示唆していると解釈できる結果です。

 

人間は簡単なことで抑うつ状態になってしまいます。一方でハードワークをしても潰れない人も存在します。そういう人は、仕事を自分でコントロールできる感覚が強い人だと言われています。大きな試練にくじけそうになった時に、まずは目の前の小さなことを少しずつこなして、自分でコントロールできる感覚を取り戻していくことが重要であるようです。

 

中高年の方に笑いの効用を知ってほしくて勉強している内容が、時に自分の精神衛生の維持にも役に立ってくれるのは、嬉しい副作用です。