自分のライフストーリーを語るシリーズです。このエントリーの続きになります。
http://s.ameblo.jp/takkyusan/entry-11960338639.html
お客さんや自分に関心がある人からよく聞かれるのは、
「大道芸人になると聞いて周りから反対されませんでしたか?」
「いい大学出ているのにもったいないと思いませんでしたか?」
という質問です。
自分は小児病棟や介護施設などでプロのエンターテイメントを気軽に楽しめる環境作りをしたいと思うようになったというのは、以前書きました。周りが就職活動を始めた頃に、どうすれば自分のやりたいことが実現できるか考えた結果、大道芸人になるのが最も有利だろうという結論になりました。
そうしたら、後は世間の就職活動の時期が終わるのを座して待つのみです。いくら京大とはいえ、就活せずに企業に就職できるほど甘くはないので、卒業したらほぼ自動的に大道芸人です。
周りは反対の声が多かったです。ただ、親とは千葉と京都で物理的距離がありましたので、意見は聞き流すという感じでやり過ごしましたが、大学教授、バイト先の人などは揃って反対でした。
「学歴を活かしていい職につくべきだ」
「人生を甘く見るな」
と散々言われました。しかし僕は思うのです。彼らが言うのは、待遇がよく、世間が羨む仕事につけ、ということ。学歴がその程度の低い志を満たすためのものならば、そんなもん人様にくれてやります。それに、確率的に言えば大企業に就職した方が所得はよいでしょうが、それでは理想が追求できません。打算を超えた決断であり、甘いという批判は的を射ていないと思いました。
ということで、周りの意見は聞かずにわが道を進むことになりました。なんて言うとかっこよく聞こえるかもしれませんが、本当は面倒くさいと思っていたら就活の時期が終わってたというのが実態ですけどね。
ただひとつ言えるのは、僕は自分の(将来的に獲得する分も含めた)能力で社会を明るいものにしたいし、そのために自分の能力への投資は一生続けるという覚悟だけはできていたつもりです。周りの大人が大道芸人になった先の理念について誰も聞いてくれなかったのは残念ですね。
という訳で、僕は自分のやりたいことを実現するために、自分のペースでコツコツ努力し続けますよ。