1988年7月 | 田子町のにんにくブログ TakkoAomoriJapan

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青森県田子町は「にんにく」で有名になった。これはアメリカカリフォルニア州ギルロイ市と1988年姉妹都市締結したことで広く知られることになった。『にんにくの縁』は100年さかのぼることができる。それを知って欲しい。

1988年5月に開催の全国規模の医学学会にて盛岡の東日本ホテルから「田子牛の丸焼き」をイベントとしてやってくれとの依頼が田子町商工会にあった。
ホテルの説明では東北地方にて「丸焼きの機械」をもって受けてくれるところをさがしていたが、ようやく探し当てたのは田子町であったとのこと。もちろん黒毛和種の田子牛を使うという条件にて承諾した。
 田子町が「にんにくとべごまつり」を開催してまもなくであったが、丸焼き機械の保管を商工会青年部が請け負っていたのは、本音は置き場所に困ったからであった。そのかわり青年部のイベントに使用許可ということであったが。

 5月19日には青森市にて県青連の総会があり、終了し盛岡に向かった。トラックにて先に運んでいた丸焼きの機械を20日の朝から設置準備し、田子牛の半身を長い串に刺す作業から手伝った。まだ、丸焼きは2、3回経験をしただけだったが肉屋さんの指導にて、なんとか串刺しにした。炭をいれ火をおこしカバーをして約6時間ぐらいにて焼きあがるのだが、今回は天気が良かったのか火の加減が強かったのか、垂れた油に火がついた。皆青くなった。
という状態になったが、なんとか火を調節することができた。その日のイベントに間に合い、全国から来たお客さんに喜ばれた。

また田子町初めての「田子ゴルフクラブ」を中村博賢君と立ち上げた。この田舎でゴルフをやろうとしたら大変でした。
恥ずかしくなくプレーをするため、ゴルフ初心者たちが講習をうけ、それで6月12日に田子ゴルフクラブ(TGC)主催で初のゴルフ大会を開催した。

 7月21日「ギルロイ市と友好親善を深める会」から「田子&ギルロイ国際友好協会」と名を付け略称をTakkomachi Gilroy Internaional Friendship Associaition(TGIFA)とした。
どうしてもTGIFと洒落てみたかったが、わかってもらえなかった。

参考※「Thank God(Godness), It's Friday」の略記。
日本語で言う「花金」に近く、楽しいニュアンスを含んだ「金曜日」を表す。
元は、「ありがとう神様、今日は金曜日」の気持ちを表し、無事に金曜日を迎えられたこと、週末を迎えることを神に感謝する言葉。転じて、週末への解放感を表す言葉になった。・・・以上ウィッキ

 また「縁」とは不思議なもので、国では英語圏から青年を招待する事業がスタートした。これは「JETプログラム」と呼ばれ「語学指導等を行う外国青年招致事業」(The Japan Exchange and Teaching Programme)の略称であり、地方公共団体市町村が総務省、外務省、文部科学省の協力を得てスタートした。
その中にギルロイ市出身のゲーリークリフォード君という青年が入っていた。 8月から教育委員会に配属となるということで準備中だった。カリフォルニア州立大デービス校卒業、弁護士希望の24才の若者であった。


町の広報誌の写真より
$田子のぐだめぎ<br /><br />(愚駄目技)
1988年7月のロスアンジェルス日系新聞紙「羅府新報」にも、ちょうど日本に行くとあった。
$田子のぐだめぎ(愚駄目技)

【昭和62年8月から、地方自治体が総務省、外務省及び文部科学省の協力の下に実施しているのが「語学指導等を行う外国青年招致事業」 (The Japan Exchange and Teaching Programme 以下「JETプログラム」といいます。)です。当初、当該事業の円滑な推進を図るため、都道府県及び政令指定都市により国際化推進自治体協議会が昭和61年10月1日に設立されました。参加者の職種は、小学校・中学校や高等学校で語学指導に従事する外国語指導助手(ALT)、地域において国際交流活動に従事する国際交流員(CIR)及び地域においてスポーツを通じた国際交流活動に従事するスポーツ国際交流員(SEA)があります。いずれも各地の地方公共団体等に配置され、参加者の活動の舞台は、大都市から地方の中小都市や農村漁村に至るまで、文字通り全国津々浦々に及んでいます。
JETプログラムは、日本と外国の人々の相互理解を推進することを目的として1987年に開始されました。また、地域レベルでの外国語教育と国際交流の促進を支援することによって、日本の地方自治体において国際化を推進することを目的としています。
昭和62年 4か国  848人;JET第1期生が来日(アメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドの4か国);職種は地方公共団体で国際交流業務に従事する「国 際交流員」(CIR)35名と、公立中・高等学校において外国語指導の補助等を行う「外国語指導助手」(ALT)が813名;来日直後研修した】・・以上JETのHPより