おおおトイストーリーホテルだ!!感無量!満身創痍!!
そう。この写真を撮影している当時、僕は疲れて死にそうになっていたのだ。今からその顛末をお伝えしよう。
時刻は9時40分。イクスピアリのマックで朝食を済ませた僕はディズニーランド入場時間の10時30分を心待ちにしていた。
さっそく余談だが昨年12月にオープンしたここのマックは、席数も多く朝はかなり空いていて超快適である。天井の照明はなんとポテトだ。おっしゃれ。
https://at-urayasu.com/20211220_01-2/
閑話休題。
さて、あと1時間何しよう。
このままマックでにゃんこ大戦争をやりながら1時間潰すのも悪くはないが、そういえば最近あのホテルが完成したというではないか。
そう、トイストーリーホテルである。
公式ブログの写真
なんか楽しそうだしいってみるかー、と行き方を調べてみたら
【「リゾートゲートウェイ・ステーション」からディズニーリゾートラインにご乗車いただいた2つ目の「ベイサイド・ステーション」降車が便利です。】
2つ目というとモノレールで6、7分くらいのところ。まあお金も節約したいし面白そうだから歩いて行ってみようかな〜。
これが悲劇の始まりだった。
イクスピアリを出た瞬間にゲリラ豪雨が降ってきたのは神様の警告だったのかもしれない。
最初は単純にモノレールの線路の下をずんずん歩いていけばいいのかと思っていた。
「→オフィシャルホテル」の案内板にしたがい、ずんずん歩いてディズニーランドの前を通り過ぎたころ、直進は不可能となった。
駐車場に続く自動車専用道路だったのである。
これはさすがに歩いちゃいけないところだろう。でも案内板はあるんだよなあ...と矢印の向きをよくみてみたらモノレールの行き先と向きが90度異なる立体駐車場の方向を指していた。ここを突っ切れば歩行者用道路に出るのか?
とりあえず立体駐車場の中をまっすぐ進む。長い。なんだか寂しくなってきた。
僕はディズニーランドに来たはずなのに、なんでこんな仮面ライダーの撮影地みたいなコンクリートの中を突き進んでいるのだろう。さっきまで聴こえていたディズニー音楽が懐かしい。
ようやく立体駐車場を抜けるとそこはフェンスに囲われたスタッフ用の駐車場っぽいところだった。フェンスの向こうでは車がバンバン走っている。
小さい出口のようなものがあったのでそこを出てみると、そこにはめちゃめちゃ細い歩行者専用道路が。極太自動車専用道路の脇に「ごめんなさいね」と言わんばかりに質素で細い道が伸びていた。
これは本当にオフィシャルな道なのか??
社員専用通路とかじゃないだろうな。
とりあえず戻るのも嫌なのでひたすらに進む。
右は車道。左はめちゃめちゃ茂み。
好奇心:10 から 好奇心:6、後悔:4くらいになったころ
高速道路の入り口みたいなものが遠くに見えてきた。
ディズニーランド駐車場の入り口である。
ディズニーランド駐車場を抜けホテルに行こうとするとディズニーランド駐車場に着く。不思議なお話。
駐車場をふたたびぶち抜くとまた同じような道が延々と続いていた。歩けども歩けども我ホテルにたどり着かざり。ぢっと地図を見ると近道を通り過ぎていた。ガッデム。
そして第二の危機。この日舞浜の気温は25度超え。
雨上がりの湿気むんむんな地面をお日様がカーッと照らし続けていたのだ。
暑い。めちゃくちゃ暑い。なぜ飲み物を持ってこなかった。体内の水分はマックのコーヒー(s)のみである。
もちろん道中に自販機などない。そして思い返せば誰ともすれ違っていない。ホテルに歩いて行こうとする馬鹿は1人もいないのである。
もしかして誰にも見つけられず死んでしまうのか?
死への恐怖と「→オフィシャルホテル」の立て看板への恨みが混ざり合う。徒歩で行かせる選択肢を1ミリたりとも用意するんじゃない。
その時明らかに太い道に出た。すぐそこにモノレールの駅が見える。これは...!!
着いたーーー!!時刻は10時50分。
1時間以上掛かったがようやくたどり着いた。素晴らしい達成感。あと生きててよかった。
今回の無駄な軌跡はこちら。
寄り道、脇道、回り道。しかしそれらも全て道。
私の好きな言葉です。スマイルプリキュアの。
それでは待望のエントランスを見せていただきましょうかね。いそいそとホテルに入ろうとすると何かが書かれたパネルが立っていた。
「宿泊の方のみお入りいただけます」
バカやろーーーー!!!!
完
おまけ
帰りのモノレールから見えたディズニーシー20周年コーン。疲れも吹き飛ぶ美しさ。シャインも作られているこだわりっぷり。
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