ご存知
右に曲がるのがスライスとかフェードで
左に曲がるのがフックとかフェードです

一説によると
アマチュアの90%とか95%とかはスライサー
なんだとか

なので
絵に描いたようなドローが打てるようになりたいと思うのは
誰でも一度は思ったりしてね

ティショットでドローが出れば
ウケること間違いなし
ナイスドローと言われれば
いい気分です

とまあ
ドローには憧れみたいなのがあるのかもしれないけれど
最近はクラブの進化というか設計で
ドローと言うよりは
フックが出やすいタイプがありまして
左に曲がって困っちゃう
なんて人が増えたとか

スライスでもフックでも
フェードでもドローでも
スコアにつながらなければ
ただの曲がるボール
ということね

インテンショナルなんてコトバがありまして
要は意識的に右や左に曲げるショットを打つときに使います

インテンショナルフックなんて言えば
たとえば右サイドが林とかOBで
絶対に右には行かせません
ということで
右から左に曲げるショットを狙って打つ
みたいなね

逆の場合もおんなじでティボックスが左寄りにあるときなんかだと
感覚的に左の木の上から右に流した方が打ちやすかったりしてね

ティボックスが右寄りにあれば右から左に曲げて打つ感じデス

まあ自分にとって一番カンタンというか安全な狙い方と言うことで
持ち球とか飛距離とかアレやコレやで違うかも

こういう狙い方をする人もいるだろうけど
要はセカンドでグリーンを狙うのに落とし所をどの辺にするかっていうことで
球筋を打ち分けられるのは大事だけれど
コースではキンチョーもあれば風もある
目に見える景色もイロイロで時には錯覚もあったりするからね
一番確実に落とし所に向かって打てる球筋を選ぶのが
スコアに肝心ね

ドローが打てれば一人前
なんて昔の人は言ったけど
ソレはおそらく多分
クラブが振れるようになったとかボールをつかまえて打てるようになった
というコトなんでしょう

ゴルフスイングらしくなりました
みたいなね

ゴルフスイングをすると
ボールは右に飛び出して左に戻ってくる
という説がありまして
いわゆるフックとかドローになるのが自然なんだとか

スイングのメカニズムからすると
ザンネンながらそういうコトでは無いけれど
そういうクラブの機能やそういう振り方が正しいという時代には
そういう説が有力だったりソレを信じて疑わない人が多数でした

もっとも今でも信ずるモノは救われる
いろんな説にはソレゾレにフォロワーがいるからね
結局は人それぞれ
人の体は左右対称じゃ無いから得手不得手が出ちゃうのは当たり前
まあソコがまたゴルフスイングのオモシロイところデス

特に最近はデシャンボーくんを筆頭に
いろんなタイプのクラブが出てきたからね
スイングはクラブにつれクラブはスイングにつれ

プロにはプロのクラブ仕様があるのは当然だけど
ゴルフスイングとはほど遠い振り方でも
スイングは変えなくってもそういう振り方でも
ボールがソコソコ飛んでいくようなクラブがたくさん出てきたから
老若男女たくさんの人がゴルフを楽しめるようになりました

クラブの進化はゴルフスイングの敷居を随分と下げてくれたけど
肝心のゴルフ人口が減っちゃってるのはザンネンね

出来ることならドローとフェードやフックとスライスを打ち分けられるとグッドです

最近のクラブやボールはミスっても昔ほど曲がらなくなったのは確かでね
その分意識的に曲げようとしても
ソレはそれなりにムツカシイ

もっともグイーンと大きく曲げるのはたいていはトラブルショット
木の後ろとかから
ブーメランフックを打つ
みたいなコトだから
コレはコレで集中するからか
まあまあソコソコ打てたりしてね

普段打つのは大して曲がらないけれど
明らかなフック回転とか明らかなスライス回転の
ボール

曲がり具合は技術なので置いといて
意識的にスライスやフックを打てる腕を持つコトね

んで
とりあえず
誰でも打ってみたいドロー

ドローはどうすれば打てるでしょう

モノの本によるとインサイド・アウトとかクローズスタンスとかフックグリップとか
懇切丁寧に打ち方が書いてありまして
フェースのトウ寄りで打てばギア効果でフック回転になるんだとか

ナカベ先輩の教えだと
ドローを打ちたいと思うのがヒケツと言うことで
理屈に縛られたら打てないよ
みたいなね

コレは結構悩ましいお題でね
おそらく多分
ドレもコレも正しいような

でも肝心なのは
ドローが打ててナンボ
打てなければ役に立ちましぇん

ドローとはボールにフック回転が掛かること

なので
なにはともあれ
ボールに左回転を掛ける打ち方をしないと始まりません

そういう意味では
フック回転を掛けよう
という気持ちファースト
打ってみたらフック回転になっちゃった
と言うのでは
スライスに悩む世の中のゴルファーとおんなじで
行方はボールに聞いてくれ~

インテンショナルにドローをコントロールすることはできましぇん

モンダイはどうすればフック回転を掛けられるか
という
言ってみれば技術的なやり方ね

クローズスタンスとかインサイドアウトとかは
ボールにフック回転が掛かるようにとか掛けやすいように
フェースがボールにコンタクトするのを助ける役目
ボールにフック回転を掛けるのは
ボールに直接当たるフェースの役割で
フェースのくっついているヘッドの動き方次第
ヘッドやフェースをどうやって動かせばとか動いたら
ボールにフック回転が掛かるのか
ってなことね

ココで例のギア効果というフェースの動く方向と逆向きにボールが回転するという
なんとなく分かりにくいというかイメージしづらい現象が起こるワケで
コレがスピンの始まりね

今ではコンピュータや画像の発達でクラブの動きとボールのスピンの関係が
クラブやボールのメーカーとか大学とかで相当かなり細かく分析されて
神秘のベールがほぼほぼ無くなったけど
アナタやアタシにとって大事なのは小ムツカシイ科学よりも
ドローの打ち方とコツね

ボールに左回転を掛けるにはボールのドコを打てば良いかということね

普通ボールの下半分のドコかを打つからバックスピンが掛かって
ボールが上がります

コレもギア効果と言うことでフェースに当たればボールは逆回転いたします

ボールの上半分に当たるのを
俗にトップと言ったりしてね

ボールの下半分の左側にフェースが当たるとギア効果が働いて
ボールは矢印の方向に斜め左逆回転することになるからね
ボールは空中で左に曲がるという仕掛けデス

ボールの真ん中よりも右側に当たると右回転となりまして
そうするとお馴染みのスライス回転ね

アウトサイドから振り下ろせばヘッドはボールの右側に来やすいから
フェースもボールの右下に当たりやすくなって
お見事
ナイススライスの出来上がり~

タマには逆も真なり
なんてこともあるのがゴルフ
そういう意味では
インサイドから振れれば
ボールの右下を打つことが出来るかもね

インサイドに振るにはオープンスタンスよりもクローズスタンスの方が
やりやすい
みたいなね

クラブにはライ角というのがあって長いクラブほどフラットで短いクラブはアップライトに
なってます

ライ角だけで言えばパターが一番アップライトになってます

もっともメーカーとかブランドによってライ角は様々で
たとえばドライバーたとえば5番アイアン
シャフトの長さはおんなじでも
ライ角が1度2度違うのは普通デス

ドライバーやウッドだとフェースの向きとおんなじように
ライ角を変えられるタイプもありまして
ライ角が球筋や打ちやすさに影響するという説が
有力です

アイアンもメーカーオプションでライ角の指定や調整が出来るモデルが
増えました

今まではゴルフ工房なんかでクラブにこだわる人が
自分仕様に合わせていたのが
メーカー保証でやってもらえるようになったから
塗装とかいろんなカスタマイズも加わって
ツアープロ気分も味わえたりしてね

もっともアップライトとかフラットとか
ナニが合うのかよくワカンナイ
なんてのも普通でね
自分でコレって指定するのは
ムツカシイかもね

ライ角によっていろんな症状が出まっせというヨーロージャパン

市販のクラブはカタログに書いてある数字通りとはいかなくって
どうしても誤差が出るから
特にアイアンはある番手だけが妙に打ちにくいとかミスが出やすい
なんてのは
ヒョッとするとクラブのせいなのかもね

アップライトなライ角は左に行きやすいというのが定説で
ソレを逆手にとって
ボールをつかまえるのが上手なゴルファーはつかまりすぎて左に行くのがイヤだから
フラットなライ角でフェースが開き気味で
硬いシャフトを好むとか

どうやってもスライスしか出ないなんてゴルファー向けに
ライ角をアップライトにしてフックフェースで
13度のロフトに10.5と書いて
レディース並みに柔らかいシャフトにSRなんて印字をするのが
最近のドライバーのトレンドで
コレでボールが上がって飛距離も出る
ってなコトだけど
サスガにアンダースペックになりすぎると
フックやチーピンに悩んだり
みたいなね

まあなんにしても
クラブのスペックで球筋や弾道が変わることは確かだから
上手く合えばより真っ直ぐ高く飛ぶだけに飛距離アップも期待出来るということね

もっとも最初からドライバーに
スライサー専用飛ばない人向け
ロフト14度シャフトの硬さはレディースより柔らかめ
なんて書いてあると
世の中のオジサンは買わないだろうけどね

スイングがフラットとかアップライトっていうのがありまして
人によっては縦振りとか横振りなんて言うけれど
縦とか横とかはイマイチ分かりにくいというかなんというか
ゴルフスイングとはチョイッと違うような感じだから
ソレはとりあえずイメージみたいなモノとしてですね
要はスイングプレーンみたいなのの傾きが緩いかキツいかで
ナニに対してかと言えば
クラブのライ角に対して
みたいなね

もっとも絵に描いた模式図みたいに
行きも帰りもオンプレーンで振れるかというと
なかなかそうはいかないし
インに引いて途中からアップライトに上げる人もいれば
フラットに上げてアップライトに下ろす人もいて
まあイロイロね

フラットにフェースを開きながら上げて
インサイドからフェースを閉じながら下ろす
なんてのは
アームローテーションやフェースを返して
ボールをつかまえてフックを打つ
ってひとつの方法で
以前はそうやってフックを打ってた頃がアリマシタ

ところがね
あんましフラットに上げてトップで手が後ろの方にいっちゃうと
ご存知
アウトサイドからクラブが下りやすい

イマドキのドライバーは慣性モーメントというヘッドの回りやすさを示す数字が
大きいからね
そんなにヒョイヒョイっとフェースの向きを変えるのがムツカシイ

フラットに上げるとスライスというかフェードが結構楽に打てちゃいます

と言うことは
フェードの逆はドローと言うことで
フラットの逆はアップライト

アップライトなトップの方がグリップが体の近くを通しやすいから
インサイドから振れてドローが打ちやすい
ってなコトじゃあないだろうかね

クラブもアップライトの方が左に行きやすいと言うしね

てなことで
そうやって振るとあんまし余計なコトをしなくても
チョイッと右に出て左に戻ってくる
ナチュラルドローみたいなのが打ちやすいデス

どのくらい曲げるかは加減次第練習次第
でもまあ大体は感覚でこんなモンか
ってのも合わせやすい気がするよ

んで
ココでチョイッと気になるのが
ボールの飛び出す方向で
真っ直ぐに飛びだしてドローするのと
右に飛び出してドローするのでは
ボールの落ち所が変わります

このくらい曲げよう
と言うのは右でも左でもだいたいなんとなく感覚的に
合わせられるけど
ボールの飛び出す方向も
なるべく以上にコントロールしたいモノ

で
ボールの飛び出す方向は
フェースの向きという説と
スイング軌道の向きという説がありまして
ヤヤコシイ

ところが最近進化の著しい
ビバ文明の利器によりまして
目には見えないインパクトが
相当かなり細かい単位で画像化とベクトル化が出来るように
なりまして
実際の挙動を元に3Dシミュレーションで可視化というか
イメージ画像で表せるようになりました

邪馬台国論争じゃ無いからね
ドッチが正しいか
なんてのは置いといて
打ってる感覚とキャプチャーされた挙動は
おんなじということが分かったのは
安心感という意味ではグッドです

ホンの少しだけ角度を変えるとシミュレーションでは
球筋が変わると言うことで
そういう腕と感覚の持ち主は
画面とニラメッコしながらボールを打って
ミリ単位で
腕を磨いているんだねぇ

えっ

真っ直ぐに打ちたい

なるほどたしかに
ソレは
パットのゴクイだぁ
