10月8日。
昨年12月にはじめて聞いた松元あやさんのピアノ、今年も聞きに行きました。
去年あやさんのお母様と知り合いになったご縁で聞かせていただいたコンサート、素晴らしかった!
去年はプラハの室内楽団、今年はフランスのドビュッシー絃楽四重奏団と共演です。
急遽呼び出したお友だちと行きました。
前半はフルートと管弦楽で、モーツァルトのディベルティメント。
今回事前に曲目知らずに行ったので、ドビュッシー絃楽四重奏なんだから、ドビュッシーかとおもってたのに、ちょっと残念、とおもったけれど、モーツァルトもなかなかよくて楽しい気分で聞くうちに前半終了。
休憩後、いよいよあやさん登場。
お人形のような、繊細な雰囲気のあやさん。
これでなかなか大胆で力強い演奏です。
ピアノは1台でオーケストラを表現できる楽器であることを再認識。
あやさんの自在で豊かなピアノが、弦楽を支え、弦楽があやさんのピアノを引き立て、お互いに相手を聞きつつ、気持ちのやり取りをしながら演奏が進んでいることが感じられてこちらの気持ちも楽しくなります。
それにしても色彩豊かで繊細な表現力🎵
あやさんがピアノになったみたいな一体感です。
お友だちのブロガーキラキラともこさんが素敵なあやさんを上手に表現されています。
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シューマンのあと、アンコール。
あやさんのショパンと弦楽のドビュッシーでした!
それぞれの素晴らしい演奏もさりながら、面白かったのは、先にあやさんのピアノアンコールのために、ピアノの前に置かれた絃楽四重奏団の四つの椅子と譜面台をメンバーが自ら立ち上がって自分の手で脇に避け、あやさんのピアノと姿が見えるように四人がセンターを空けたことです。
ごく自然にあやさんを見せるために自分達は脇によって、立って、自分達も聴衆の一員となって客席と一緒にあやさんのワルツに耳を傾ける姿に音楽のプロというより、音楽を愛するおじさんたち、という姿が見えてなんだか暖かい気持ちになりました。
そして、ドビュッシーの月光。
いすをどけたので、四人がそれぞれの場所にたったまま、心を合わせて自然に始まりました。
ドビュッシー絃楽四重奏なんだものドビュッシー、聞けて良かった。
古典も良いけど、やはりこのくらい時代が近い方が最近は気持ちが沿っていく気がします。
フランスの香り(笑)、自然で優雅な月光、でした。
最後の一曲、曲名はしらないのですが素敵な余韻のうちにコンサート、幕を閉じました。
また来年、今度はピアノ曲が一番好き、といった友人も誘っていこうと思います。
若い演奏家のあやさんがこれからどんなに活躍していかれるか楽しみです。
さて、コンサートのあとは友人とカフェのテラス席で乾杯!
秋の夜風が涼しく、楽しい夜となりました。