4つの国旗を一枚にした旗をつくった【ミラズール】チーム
国からも自治体からも助力のない1軒のレストランが世界的に評価されていくのは並大抵のことではないと思うが、SNSやコラボディナーなどのイベントで、世界へ直接アピールする発信が可能になったのも今日の特徴だ。
シェフの交際範囲が広ければ広いほど、話題にもなり、それが順位に結びつく。
いま、人気の店には、国を超えてコラボディナーのオファーが殺到していると聞く。
料理が良いだけでなく、料理人として、(フードロスへ目を向けるなどの)社会的関心をどれだけ提言でき、周囲の人々を巻き込んでいけるか。社会的倫理意識も、ここまで世界で話題になるような店であれば、求められていく時代になってきたのだなと思う。
投票するときに、料理の味そのもの以外に、審査員がそういったシェフの倫理感や言論活動の要素などを全く考慮に入れないということはないだろう。
このランキングが始まった17年前には、そもそもSNSがなかったし、航空機での移動は今ほど安価・便利ではなかったし、国を超えたシェフの交流などはまだあまり聞かなかった。
そういう点では、このランキングが、当時は誰も考えなかったような展開を見せているのが、今なのではないかと思う。
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さて、私の昆布ジャムですが、パンに昆布を塗る、のは有りか無しか?
3年前、思い付きで作ったけれど、作り続けるうちにこれは必ず、有りだ、という確信のようなものが生まれてきました。
そして、昨今の昆布の生産量、消費量共に激減している現状に、ごはんのお供だけでない、だしだけではない、新しい昆布の使い方、という視点は、とても大切なのではないかとおもいました。
そこへ来て、昨年は温暖化に災害にもうひとつおまけに少子化からの廃業で私の大切な真昆布は生産量がとても少なくなってしまいました。
あーいいこと考えた🎵って、昆布のお鍋をグルグルかき回していた頃が懐かしい。
今や考えることが一杯です!
昆布の安定確保や、そのための環境保全・・・それこそ国際協調、コラボだってそのうち必要になるかもしれません。
なーんてね。
また妄想が進んでしまった。
昆布の存続についてはかなり本気で心配してはいるのだけど、今の私はその前に、このジャムを広めて大和撫子にも、日本男児にもパンで昆布、を試してもらわねば。
そしていずれは世界の人々にも、昆布の美味しさを届けたい、と思う。
きっと、昆布ジャム、昆布のスプレッドはパンを食べるときにはバターと共に色々な場所で普通に使われるようになると思う。
料理の世界が目まぐるしく変化しているのは先の記事にも書いてあった通りだし、いろんな文化が国境を越えて行き来し、混ざりあい、淘汰され、また、新たなものを作っていく。
人の味覚は保守的なものではあるけれど、美味しい、という気持ちはかなりのモチベーションで新たなものを受け入れていくということは世界のレストランを見ても明らかだと言える。
Ma cuisine, c′est la metier des ge′ne′rosite′s de partager.
(私の仕事は料理を通じて、豊かで寛容な心を広める事です)
お友だちに頼んで訳してもらった(私の日本語じゃこなれないから(笑))、アランデュカスの言葉です。
小さな昆布ジャムだけど、人類の豊かな未来に貢献する、大きな可能性を背負わせているのです🎵