南仏プロヴァンスとモンサンミッシェル④・・・マルセイユ | 滝さんの旅行何でもランキング

南仏プロヴァンスとモンサンミッシェル④・・・マルセイユ

先月の12日と14日にマルセイユとル・アーブルに

行くことをお伝えした。

冒頭にそのブログ記事のURLを掲載します。


http://ameblo.jp/takizawa1950/day-20110512.html


http://ameblo.jp/takizawa1950/day-20110514.html


そして・・・マルセイユで、ル・コルビジェの

ユニテ・ダビタシオンの集合住宅を見学した。

今回の東北大震災の新たな町づくりの

ひとつの方向を示す重要な手がかりがここに

あるので、政府はもとより地方の関係者は

先ずはここから是非学び取ってほしいと強く

思った。



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復興は個人の気持ちだけではどうにもならない。

国が、地方が災害に強い町づくりの確固たる

青図を持たなければならないことは言うまでも

ないが、どの視点で造るかが問われる。


先ずは「個人」を超えて、少なくとも、昔の

向こう三軒両隣の最小限単位をいくつか

組み合わせて、しっかりとした集合住宅を

構える。その集合体の上部に住宅、中間に

ショッピングモール、郵便局や銀行、役場の

出先窓口、そして、地下に駐車場・・・いざと

いう時に、シャターが降り、水の浸入を防げる

ようにする。さらに、今回の救助で有効な手立て

になった空からの救助を円滑にするために

屋上にはヘリポートも造る。


ユニテ・ダビタシオンは前後というか、左右と

言うか、反対側が見通せる構造になっている

ので、大きな躯体を支える力学的な視点も

重要な要素になってくるが、現代建築工学の

粋を集めて、取り組んでもらいたい。


ここで、もう一度、この復興に生涯をかける

若者たちが出てくることを大いに期待したい。

長い期間の話になることは必至だし、それに

若い意志と可能性を信じたい。