第67話 外資系のバックグラウンドチェックについて | キャリア論 2.0 ~これからのキャリアの描き方~

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学歴のない筆者が年収260万から5年目で650万に上げた転職法と思考法を発信していきます。
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(一通りのIT業界情報や給料の話にも触れていくので、業界研究にも役立つ内容にしていけたら良いかな)

こんばんは。タキザワです。 

このブログでは特出したスキルがなくても年収650万くらいまでなら社会人5年目で到達できるよ、という話を私の経験を振り返りながら、具体的な転職ノウハウや業界事情について毎夜発信していくブログです。

 

今回は日本企業ではあまり馴染みのない「バックグラウンドチェック」についてです。
今夜もよろしくお願いします。
 
突然ですが「バックグラウンドチェック」というものをご存じでしょうか?
私は実際に外資系企業の転職活動をするまで知らなかったのですが、外資系企業では転職活動の一部としてこのバックグラウンドチェックが存在しています。
 
”普通に”働いていれば全く問題ないものですが急に云われると不安になる方もいるかもしれないので、説明していきます。
 
まず、バックグラウンドチェックが何か?ということについてですが、ザックリ云うと「あなたの提出した書類に虚偽がないか?社会的に問題のない人間か?」を確認するための作業です。
 
日本企業でバックグラウンドチェックがほとんど実施されないのは、書類における虚偽申告が少ないからです。逆に海外ではビックリするほど経歴詐称が横行しています。「●●という経歴があるから採用したのに実はその大学を出ていなかった」といった感じです。国が違えば何とやらですが、日本ではほぼ起きないことが海外では平気で起こるのです。
 
そういった目的でバックグラウンドチェックは発生しているので、経歴詐称が起きにくい日本では時間と労力をかけてまでバックグラウンドチェックをする動機は生まれず、馴染みがない、という状況が生まれました。
 
日本って平和な国だと改めて実感します(笑)
 
では具体的にバックグラウンドチェックでは何が実施されるかと云うと、海外では以前の職場の上司や同僚からの推薦状を提出するのが一般的です。映画『プラダを着た悪魔』の最後の方のシーンで「推薦状を書いておいた」というようなシーンがあったと思いますが、これがそれに当たります。
 
あとは以前働いていた企業に選考先企業から電話が入り、「●●という人が働いて(在籍して)いたか?」などと事実確認するケースもあるのですが、日本では個人情報保護が厳しいため、大学や大学院、企業に電話をかけてもまず教えてもらえません。
 
「教えてもらえないとバックグラウンドチェックが進まないじゃないか」と思うかもしれませんが、日本では日本のやり方でバックグラウンドチェックが進みます。
 
企業によっては推薦状パターンもあるのですが、最近では大学または大学院の卒業証明書被保険者記録照会回答票などの厚生年金の記録、つまり公的にあなたがその企業で働いていたことを証明できる書類を提出させる企業が多いようです。
 
中には上記のような書類を提出したうえでFirst AdvantageやHireRightなどの第三者機関を使って、バックグラウンドチェックを実施する企業もあります。
 
色々と調べられて怖い、不安だと思う方もいるかもしれませんが、バックグラウンドチェックを採用している企業ではほぼ内定が固まっている候補者に対してしかバックグラウンドチェックは実施しません。バックグラウンドチェックまで行き着いた時点で内定確度は高い(または既に内定している)と考えましょう。
 
加えて、今まで普通に会社員生活を送っており、特に事件沙汰を起こしたりしていないようであれば全く以って心配する必要はありません。ただ推薦状パターンも中には存在するので、外資系企業への転職を選択肢として残したい場合は職場では良好な人間関係を構築するように意識しておきましょう。
 
それではまた明日。
再見