◆訪瀑日/2023/10/29
◆滝活ジャンル/沢登系(初級)
◆難易度/3LV
◆美観/4.7LV
今回は奈良県吉野郡川上村神之谷を流れる北股川の枝谷、ムラダチ谷に懸かるムラダチ谷大滝と滝群をご紹介いたします。
◆川崎実氏著書【秘瀑】掲載NO.206
※滝名は秘瀑に準じています。
滝MAP
ムラダチ谷 ムラダチ谷大滝35m直瀑
◆アプローチ
※あくまでも僕個人のアプローチですので参考程度、万一の事故や怪我等は全て自己責任でお願いします。
北股川林道ゲート前の空き地にP、徒歩で林道を進み(約15分)画像の路肩が広くなった小さな橋を渡った坂道の途中から踏み跡を下って河床へ。
出合少し下流から飛び石しながら(増水時はガッツリ濡れるかも?)左岸へ渡渉してムラダチ谷出合へ。
出合から数分遡行するとすぐに最初のF1の滝が現れます。
ムラダチ谷 F1の滝8m直瀑
F1右岸の岩場を登攀して岩壁基部のザレをグルっと巻いて登るとすぐ真上のF2が現れる。
斜面を下って滝前まで行ける。
ムラダチ谷 F2の滝15m段瀑
F2右岸ザレ斜面を急登すると杣道があるので辿って進み。
F2落口上からルーファイしながらひたすら沢遡行して行く(特に悪場は無し)とF3が現れる。
ムラダチ谷 F3の滝25m分岐瀑
F3右岸ザレ斜面を急登して上の岩壁の基部辺りまで進むとまた杣道らしき踏み跡があり小尾根を乗っ越してまた河床へ。
再びルーファイしながらどんどこ沢遡行して行くと本谷が左に屈曲する位置に4×6m程の無名二段滝が懸かっており近付くにつれ左手側に白く聳える岩壁が見えて来出して期待感でワクワクさせられる。そしてその奥にムラダチ谷大滝が待っている。
二段滝の右岸から行くのが一般的なのかも知れないが僕は下段左岸側に生えてる木の根を利用して上に出て上段左岸岩場上部から落口に抜けて巻きました。
でムラダチ谷大滝前へ。
オーバーハングした両岸聳える白色の嵓、中間部で霧散して一旦消え下部でまた再び現れるかのような神秘的な流身、下部の棚から観れる裏観等、見どころ満載の癒しの美瀑でめちゃめちゃよかったです。
F5の滝へは僕は大滝の右岸の小尾根を登って上部岩壁の基部を左に逃げてまた途中から無理矢理岩場を登ってというアプローチで進んで気付いたら先人のルートに合流したんですが(汗笑)
ここではできるだけ安全なルートのほうを記載しておきます(笑笑)
大滝の右岸から前衛の二段滝の直下へ戻るようにザレ斜面を下って岩壁基部に沿うように下流側へ一旦戻ったら今度はまた岩壁基部に沿ってザレ斜面を急登して行きます(ピンクテープ有)。
しばらく登って行くと虎ロープがあるので虎ロープを辿って進みます。
実はこの虎ロープ、先人が残してたものなんですが僕が往路で見つけて下から手繰り寄せてたら一番上の結びが解けていたようで結局一番先っちょまで手繰り寄せてしまったので復路でまた僕が設置し直したものです(笑笑)
※因みに途中で結び固定はしてないので体重全体を預けるのは危険です(汗笑)
ロープ場の終点まで来たら更にもうお少し上部にザレ斜面を進み右へ取る。
ザレの斜面を左にトラバースして行くような感じで進み、適当に降りれそうなとこから下降して河床へ。
ちょっとだけ沢遡行するとF5の滝が現れます。
ムラダチ谷 F5の滝20m分岐瀑
●復路
ムラダチ谷の遡行記録をネットで漁ると復路が迷いやすいというルートの記載が多かったんですが普通にピストンで戻れました。
ただ最初のF1の滝の上で杣道がその先も右岸側に続いているんですが僕はめんどかったんで懸垂下降でF1の滝前に降りて逆遡行して帰ったので杣道の先がどこに通じているのかは確認していないのでわかりません(汗笑)
※懸垂下降しなくても頑張ったらF1の滝前に下ることも可能だと思います。
【一滝一会】に感謝(ˊo̶̶̷ᴗo̶̶̷`)੭✧
「See you at the next Walterfall」