遥か西へ、会いたい滝に ⑦

シワガラの滝駐車場にて、地図を見ながら、
どこかいい滝はないかな?………あれ?

この滝は確か るーさん が滝裏でTの字になって「おいで、おいで」をしていた滝…(笑)

ウシシ!決めた!

シワガラの滝から雨滝街道を駆け抜けて、扇ノ山の反対側に、また鳥取県に逆戻り。

まずは、途中の大滝に寄っていきます。

素直~な感じに好感をもった看板、13m先の階段………って奇異に感じた。
1歩、2歩、3歩………15歩、16歩、17歩!
なるほど。

親切に「13m先……」と記すのなら階段の入り口に立てて「この階段を降りて…」で良かったのでは?

どーでも良いことなので、時間もおしているしさっさと行きましょう。

階段を駆け降り少し遡るとありました。

大滝
し~~んとしたなか、控え目にサーって流れていました。

間もなく夕方であたりは薄暗く、滝つぼは何とも言えない色をしていました。

路上に待たせていた相棒に飛び乗り、急ぎ大鹿滝に。

集落の先の細い道を右折、高原の畑の脇に駐車場があります。

出合いの滝、雲龍の滝は、時間的にもう危ないので、大鹿滝の裏見だけして戻ってきます。

"諸鹿の七滝" の説明が………読みたい。

15分、530mなら、大丈夫、出発します。

うわっ!

(結果的に) 530m、全部、下り~……と言うことは帰路は、全部、上り~。

しかも何故か、やたらと滑るんです。

コケた。

雨上がりではなく落ち葉の堆積でもなく、この山道はどうしてこんなに滑るのか。試験前には絶対に来たくない。

時に足の踏ん張りを効かせ、時に足裏でまさぐりながら下っていきます。

すると………
見えてきました。

あまりの美形に暫し絶句。

それでは白い柱の冷気と壮観を、存分に味わいましょう。

大鹿滝
贅沢なほどの質量の岩、オーバーハングしていて完璧な裏見ができます。

非人為的な模様の岩壁の下は、緑が敷き詰められた裏見専用スペースが。

下だけ見ると滝は岩壁から飛び出しているのではなく、垂直に空から落ちている………そんな錯覚に陥ります。

それにしても重厚感のある岩ですね。

それでは。


まずは右岸寄りの裏見。

続いて真裏からの裏見。
見上げると後ろに倒れそうです。

背景が空間だと滝の水しぶきがふわって浮くように見え、不思議な感覚になりませんか?


白い柱という表現が、ぴったりです。


滝を中心に両脇の岩が盛り上がり、滝つぼの全てを飲み込むかのような威圧感です。

でも水の流れはあくまでも清く冷静に。

空間美。

落差22m、大胆な岩壁と、清楚な滝と、この場所に立っていることに感謝します。

最後にお気に入りのポジションから。

今度来るときは、この先の滝を目指します。

僕は、鹿も、猪も、猿も、熊も、蛇も、蛭も、怖くないですよ。ひょっとすると自分の前世は "狼" ですから (^-^)v。

思い出したくもない上り、徐々に暗くなってきたので無理したのがいけなかった。

それにしても下り 15分、上り 40分って?

何とか明るいうちに帰りつきました。

この日の宿泊予定地は、兵庫県の道の駅ようか但馬蔵。

まずは、♨️お風呂。
天女の湯 ………また、天女 (^-^)v。

食事は16km離れたファミレス ジョイフルに。夜、暑くて眠れないのでドリンクバーで時間をつぶし、眠くなったら道の駅に移動してスコーンと入眠という作戦です。

結局、暑さで眠れず、車の鍵をシートのまわりに落としてしまい、益々、目が冴えてしまいました。

普段、赤ちゃんのように、"大の字" になって寝ます。気持ちいいんですよ、これが。

最後のふたつの滝は "大の字" だったな………
いつの間にか寝てました。

車のドアを全開のまま………。

【まとめ】
◯2017.7.14 ひとりで。
◯天気は晴れ。夕方近く。
◯大鹿滝で裏見。
◯付近の滝もいつか会いたい。

◯訪れた滝
○大滝:鳥取県 八頭郡 八頭町
○大鹿滝:鳥取県 八頭郡 若桜町