深井戸用のイワヤ 水中ポンプを使用していますが
水脈の水質が悪く、吸い上げ能力が落ちて水量が減ります
「水中ポンプを分解クリーニング整備して性能を復活させる」
数年に一度この作業をしています

多段タービンポンプは岩谷電機製作所の水中モーターS560H
アメリカ フランクリン エレクトリック製のOEM製品のようです
オールステンレス製の多段タービン構造の中は
ケースと一体化した羽が付いた固定フィン14段と
ケースと一体化した羽が付いた固定フィン14段と
連動して回転する可動フィン14枚が交互に重なっていて
隙間が3ミリも無いところを水が吸い上げられる仕組み
水脈が良くないと、この部分がほとんど詰まってしまうので
二年に一度交換して一週間かけて分解掃除メンテナンスをします
隙間が3ミリも無いところを水が吸い上げられる仕組み
水脈が良くないと、この部分がほとんど詰まってしまうので
二年に一度交換して一週間かけて分解掃除メンテナンスをします
メーカーに修理整備を依頼すると7~8万円くらいだとか
新品を購入すると地上部の電動機とセットで27万円くらいします
井戸設備業者に聞いても水中モーターポンプ単品では売ってないと言われます
今後の参考に手順を忘れないように、Blog記事ですが
説明書形式で記録しますので画像が多くなります
同じような症状でお悩みの方いらっしゃいましたら
ご参考いただきお役に立てられれば幸いです



完全にバラす前に各フィンケースに番号を記しておきます

吸い上げると浮いて開き、水流が止まると水圧で下がって閉まります
泥が詰まりそうなくらい沢山付着してます


ここをレンチやスパナで押さえながら



最後はケースに入っていない裸の可動フィンになります

其々固定フィンケースの中に格納されています

固定フィンケースの中から可動フィンを取り外します
ベアリングの役目をする樹脂リングとゴム軸カバーが付いています

パリパリに固まった部分はまるでコンクリートというか
モルタルのようにこびり付いて洗っても落ちません
(広い面は
コンパクトスクレーパーが良さそう)
カッターの刃をスクレーパーとして使い、隙間に固着した
地層の岩盤の石灰岩から地下水中に溶け出している
炭酸カルシウムで泥が固まった石灰泥を剥がします

細かい入り組んだ窪みに癒着した石灰泥を剥がします
フィンの金属表面にはなるべく傷を付けないように気を付けて

カッターでは入らない(届かない)部分は針金などのワイヤーで
弄るように削り落とします

少しずつドライバーで圧力をかけて割りながら剥がします

基本的には可動フィンと同じ形状構造です
この部分がほとんど詰まってしまうとアウトです
同様に全て剥がす作業をします

丼ぶり山盛り量です(汗

日を改めて、チェックをしてもう一回細かく掃除してメンテナンスします
黒っぽい点々はスポット溶接の焼跡です
あとは分解した順番と逆に組み立てて元通りにします
組み戻す時に、向きや順番を間違えないように書いた番号が役に立ちます
組み戻す時に、向きや順番を間違えないように書いた番号が役に立ちます
ナットは振動で緩むことが無いようにしっかり締めます
注油するような部分はありません
[千葉県の房総半島で、ログハウスや木の家のプロデュースやリフォーム・ガーデンのプロデュースやリニューアルを手掛ける仕事をする傍ら、工房で、写真・陶芸・木工・彫刻・絵画・皮革・ステンドグラスなど芸術創作活動。バイヤーとしてファイヤーキング・オールドパイレックス・英国アンティークなどを輸入して雑貨店を開き、キッチンやカントリー家具も時々製作。休日は、薪ストーブのある洋風古民家輸入住宅スタイルのログハウスをセルフビルド(自ら建築)し、バラ・多肉植物・ハーブ・コニファーなどガーデニングや家庭菜園、DIYや手作り作品やネイチャークラフトを楽しみ、料理やスイーツをたまに作ったり、犬と猫や鶏たちと戯れたり、ナチュラルでスローライフな田舎暮らしの日々を綴ります♪→にほんブログ村に参加]
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