ロフト収納部構造材の化粧仕上げ | 房総ログハウス暮らし(ナチュラルライフタキタロウ Natural Life TAKITARO)

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ログハウスセルフビルド作業10年11ヶ月15日目
初めての手作り建物 自宅&工房&店舗造りは人生最大の芸術作品(笑


ロフトの構造材はダグラスファーを芯材に
柱と梁と登り梁を組み
内壁にポンデロッサパインのフィラーログを落とし込み
日光ヒノキ平角材でダグラスファーを挟んだ(サンドイッチ)
ラーメン構造を組み合わせています
これに棟木のラインには杉丸太のタスキ掛け筋交い
母屋のラインにはヒノキのブレース(頬杖)を組んだティンバーフレーム
これらの外周部を2×6SPF材の間柱と胴差しに
2×4ヒノキ材の筋交い+12mm針葉樹構造合板
というのがロフトの大まかな構造になっています



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トラペゾイトドーマーの右側部分です
ラーメン構造ですから
柱には平角材をサンドイッチするのですが
収納のコーナー部分の仕上げを兼ねています
テーマが「見せる構造材」ならではの作り方です
濃い茶色がカナダのバンクーバー近くの森から切り出されたダグラスファー
日本では米松と呼ばれています
非常に粘り強く、曲げや剪断強度に優れます
白っぽいのがアメリカのノーザンホワイトシーダー40mm厚
他の場所は栃木県の日光ヒノキ60mm厚を使ったのですが
ここは構造強度的には負担が少ない場所なこともありまして
ヒノキよりも少し強度が劣るホワイトシーダーの手持ち材で妥協しました(笑
この材は取り付け前にカンナでハツリ加工を施しました



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栗山百造のフラットボルトを使って



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フォスナービットで座刳りしてから穴を開けて
フラットボルトを差し込みます
そうするとボルト頭が出っ張らずに施工出来ます
ここにはバイフォールドドアの建具枠を取り付けるため
フラットにする必要がありました



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反対側もボルトが飛び出ないようにあらかじめ座刳りしておいて
座金とスプリングワッシャーとナットで締めます



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手摺りのエンドキャップに使われる
ウッドキャップを被せて込栓風の装飾仕上げに



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柱上下と梁に効率的にフラットボルトで固定しました
地震で突き上げの力が加わっても柱と梁が抜けるのを防止します



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カナダから輸入したダグラスファーはグリーン材(未乾燥材)(安い)
なので、変形したり暴れたりします
それをカー用油圧ジャッキを用いて修正しました(汗
先に外装を仕上げましたので
漆喰が破損しないように気をつけてゆっくり力を加えました

外装仕上げの前に構造材工程を終わらせるのが常識です
作業順番がめちゃくちゃですねえ~~~



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その部分に小梁として
三重県の尾鷲ヒノキの角材を組み込みました



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写真はありませんが
柱と梁を繋ぐ補強金物(耐震プレート)を打ち付けて
日光ヒノキ材25mm厚をカンナでハツリ仕上げしたものを
取り付けました



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左側も同様にしました
この後は小梁を取り付けます






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