ケヤリムシ 綺麗な鰓冠

ケヤリムシ
環形動物門 多毛網 ケヤリムシ目 ケヤリムシ科

鰓冠の直径7センチ前後
鰓糸は多く玉状に広がる
色彩は多少個体差がある
オオメケヤリ・ミナミエラコなどの近縁種類がある
房総以南の浅い岩礁地帯に分布するが、三陸までの黒潮の影響を受ける場所でも見られる
ケヤリムシ目の中でもカンザシゴカイ科の仲間は色鮮やかなものが多い

沖ノ島でのシュノーケルで

海草や海藻で無ければ

イソギンチャクでも無いし

サンゴでもありません

粘液と泥で固めた棲管（せいかん）を持ち

危険を感じると引っ込みます

暫く待って見ていると

また鰓冠（さいかん）を広げてきました

１枚目のように紫色の鰓糸（さいし）は違う色もあります

これらはケヤリムシと呼ばれる磯の生物ですね

実はこれはゴカイ（ミミズみたいなもの）の仲間に近いもので

鰓冠でプランクトンを補足して食べます

中央に見えるのが口なんですね～

ゴカイは強いアゴを持っていて噛まれると痛いですが
ケヤリムシはアゴが退化していて噛むというよりは漉し取るような感じです
それでも、油断をしていると
チクッと針を刺したような痛みを感じる事がありますので
むやみに指を突っ込んだりしないように気を付けて下さい

沖ノ島（おきのしま）
千葉県館山市富士見

南房総最南端の館山湾に浮かぶ沖ノ島は
周囲１キロほどの小さな島
関東大震災で砂浜が隆起し陸続きになった
夏期は沖ノ島海水浴場として賑わう
サンゴの北限地域で水深２メートルほどで観察出来る
シュノーケリングや磯遊びが楽しめる
砂浜では貝殻拾いなどビーチコーミングにも最適
島の森は沖ノ島公園として整備されている
島へ渡る手前の防波堤は釣りスポットで
週末は沢山の釣師で賑わう

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