セルフビルド建築記録 屋根下地工事 アスファルトルーフィング敷き込みと桟木取り付け 2005/1 | 房総ログハウス暮らし(ナチュラルライフタキタロウ Natural Life TAKITARO)

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屋根下地工事
アスファルトルーフィング敷き込みと桟木取り付け
2005/11/01~11/07


屋根は雨雪をしのぐものですが

本来の雨よけの役割をはたすのが

アスファルトルーフィングであると言われています

ゴムシート状のものにアスファルトを薄くコーティングしてあるもので

屋根仕上げ材は雨をしのぐというよりは

ルーフィングを紫外線による劣化から守るのが主役割と言われています

※専門家の間でも捉え方が割れていて
屋根仕上げ材で雨と紫外線を受けて
横殴り雨の時に漏れた水を受け流すのがルーフィングの主な役割
という考えもあります


イメージ 1

構造合板打ちした野地板にルーフィングをタッカーで固定して

瓦を固定(乗せる)ための桟木を取り付けました

水切りテープで縦桟の役目を果たし

横桟に雨水が溜まらないようになっています




以下は専門的な考えを個人的な考えで書きましたので

興味が無ければ大変つまらない内容になってます

おおいに縦読みしてください~~~(笑



出来れば屋根仕上げ材で

ほとんどの雨水を受け流してくれるのがベストですが

輸入瓦などの昔からの仕様は隙間が大きいので

台風時にはアスファルトルーフィング上に水がまわることもしばしば

ルーフィングをしっかり施工しているかいないかで

雨漏りのトラブルが起こる確率に直結するでしょう


通常は、上下の重ねを100ミリ左右の重ねを200ミリ取ることが多いですね

雪国などでは重ね代を500ミリ取ったり、ダブル敷き(二重敷きや三重敷き)

などが採用されることもあります

これは、雪を屋根に乗せたままになる期間があり

屋根に接している部分が凍って来て

解けたり凍ったりを繰り返しているのですが

絶えず水が屋根に乗っている状態だと言ってもいいほど

過酷な状態になり、水がルーフィングまで回りやすいことも

理由のひとつでしょう

屋根仕上げ材はアスファルトシングル材とかの

ボンドで密着施工が取られるようなものの方が

水が回りにくく納まりは良好ということもいえます

ただ、一旦水が入り込むとなかなか乾きにくく

垂木や野地板を痛めやすくなる原因になる場合もありますので

一概にこれとこれが良いとは言えないでしょう


住んでいる地域の気候に合わせて

工法や材質や形状を勘案してどこを重視するのか

何を優先するのか決定することが望ましいと考えます

一般的に施主は「デザインと低価格」を重視する傾向にあるそうで

(高気密や高断熱ということは別として)

ハウスメーカーや工務店も「売れるもの=流行デザイン&低価格」

(高気密高断熱・耐震免震制震・エコ・自然天然などの文句は別として)

で提案してくる傾向にあると思いますので

費用がかさむ工法や材質などの突っ込んだ提案や議論はしないと思います

尚更、慎重に検討していただきたいと思います


標準施工仕様というかマニュアルなどで採用されている重ね幅

実際に100ミリの重ね幅では

雨水は風によって容易に浸水する場合があると思います

さらには導管現象で200ミリ以上登ることもしばしばでしょう

10/10勾配未満の傾斜の場合には

雪国で無くても、雨水が絶対に回り込まないように

ルーフィングの重ね代は上下400ミリくらい、左右800ミリくらい

とってもらうのが安心と考えます

もちろん材料費が増える訳ですからコストもかさむのですが

何万円も違わないと思います




3/10以下の緩勾配の場合は、ルーフィングの上にシングル材を貼ってから
仕上げ材を乗せる方法も良いのではないかと思っています
その工程は後ほど、ガレージ工房の作業でご紹介できるかと思います

※3/10勾配 とは
100センチの長さで30センチ下がっている傾斜角度のこと




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