情報の読み方
〜情報の読み方関する考察〜
一月半ばにおいて、WHOにおける新型コロナウィルスへの見解は『ヒトヒト感染の証拠はない』だったと記憶している。
それを踏まえてだと思われるが厚生労働省も当時『ヒト-ヒト感染の明らかな証拠はない。』とホームページにアップしている
令和2年1月14日(火)
↓
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_08873.html
令和2年1月20日(月)
↓
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_08998.html
昨日地域の方と話していた時にこの件が話題に上がり『最初、WHOも国も、人から人に感染しないと言っていたのに•••』とおっしゃっていた。
なるほど、確かに同じように受け止めている方は意外に多い。
しかし、それは受け止めに若干の齟齬がある。
当初の見解は上記に記載したように
『感染しないではなく』、『感染の証拠がない』である。
あくまでも『証拠がありませんよ』としか言ってない。
今回の厚生労働省はWHOの見解を基にしたと思われるのでやむないだろうが、
概して役所は多くの人が安心するような言い回しを意図的に取る。
記者発表資料や記者会見を見る時は細かな文言を確認し、必要に応じて関係機関にも確認し内容を正確に把握した上で
物事を進めていく必要がある。