下小田中技術校跡地(警察待機宿舎)
平成17年の県会議において下小田中の技術校跡地については警察待機宿舎として整備される決定がなされた事は皆様御承知のとおりでございます。
その後、準備が着々と進められて来ました。
そして、過日私が質疑に立ちました本会議において、県警のトップである警察本部長が『今年中の着工』を示しました。
以前も書いたと思いますが、私は下小田中1~6丁目町内会から合同で出されている要望、
(地域開放型の集会場整備・地域開放型のできる限り大きな公園・地域への速やかな情報提供・近隣日照への配慮)
が計画に盛り込まれるように議会で『質疑・担当者との意見交換』を行い、その数は記憶にあるだけで20回以上となります。
この度、同待機宿舎に関する実施方針案が県警から発表されました。(県警ホームページで確認できる。)
そこを見ると、地域の要望がほぼすべて盛り込まれた案となっています。
まず、宿舎建設は税金を一切使わず民間の資金で建設される予定。
今回のような災害時において警察宿舎に住む警察官は中原警察署に参集し地域の援助活動に従事する事になるので、必ず中原区民にとっても大きな味方になるとはずだ。
また、日頃地域で行っている『防犯パトロールや子ども達の通学路の見守り運動』などにも地域住民として参加をしてもらう事もでき、その人材を地域で積極的に活用する事が出来る。
誰もが望む安全な街が実現するための条件が整うのだ。
町内会からの要望である、子ども達が遊べるできる限り大きな地域開放型の公園については、住民との話し合いの結果、近隣日照に配慮し、原則敷地の北側に設置。広さは400坪程度(緑地を含む)を確保している。
ちなみに、400坪という大きさは市条例で定められている規定よりも大きい。
また、議会で災害面での貢献をすべきと指摘をしたが、
今回の計画では災害時の際の防災拠点とてして有効に機能するように計画され、非常時に釜戸となるベンチやマンホールトイレ等も設置される事になっている。
余談になるかもしれませんが、桜についても町会からの要望を取り入れ近隣から鑑賞できるように配慮を行うとしている事も付け加えておきます。
最重点の町内会要望であった集会場については、
広さ45坪以上、公園と一体となった場所に地域住民が利用できる形で設置される事になっている。
そこには3人掛け以上の机が30個、折りたたみ椅子が90個、ホワイトボードが2台設置され、祭事・演芸でも利用できるように防音対策が施される。
下小田中には大戸会館しか住民が使用できる集会場がなく困っていると皆様からよく伺った。
集会場ができれば『子育てサロン・町会の総会・高齢者クラブの催しなど』多岐にわたって利用する事が出来る。
やっとここまで来る事が出来ました。
御尽力を頂いた町会の皆様・関係者の皆様に感謝申し上げます。
神奈川県議会議員 滝田 孝徳 (中原区)