××少年←の非日常 -4ページ目

××少年←の非日常

しがない言葉遊びと愚痴多めの言の葉集

※かなり腐向けです、しかもキセキ→玖条です


赤→玖条


「匠。少し良いかい?」

「あ?ンだよクソ主将」

「玲央と随分仲が良いみたいだね、部活中も時々話してる」

「あー、そりゃ実渕とは一年の時から同じクラスだし寮の部屋も近いし仲良くもなるだろ」


で?それが?と眉間に皺を寄せて首傾げ赤司に問い掛けた


「……羨ましい匠の笑った顔や泣いた顔や怒った顔を僕の何倍も見てる玲央が」

「羨ましがる程じゃねぇだろバーカ」

「そんな事は無いだってそうだろ?たった一年、一年早く生まれただけで匠と同じ世代になり同じ物を見て同じ物を食べて同じクラスで同じ時間を生きて同じ空気が吸えてるんだそれを羨ましがらない男は居ないよ、嗚呼どうして僕はもう少し早く生まれなかったのだろうかもう少し早く生まれてさえいれば匠と同じ世代になり同じ物を見て同じ物を食べて同じクラスになれたかもしれないのに神様を殺してやりたいよ。でもこれからは僕と匠は同じ空気を吸って同じ環境に居て同じ時間を生きるんだ、挙式をするのには僕はまだ若すぎるから僕が18になったら誰も知らない外国の海辺で挙式を挙げよう、だからその時まで待っててくれないか匠」


「お、おう…」

赤司の突然の豹変っぷりに若干驚きながら小さく頷いた。

「約束したね?これで匠は近い将来、僕の伴侶になる事が決まった。嬉しいよ」
ふわり、甘く微笑む赤司


「……伴侶ってどういう意味だ…ま、良いや。お、休憩終わったぜ主将様。早く戻ろ」


ベンチから立ち上がり再び体育館に戻る玖条の背中を見つめて赤司は呟く


「伴侶の意味も知らないのか…嗚呼、本当に匠は何も知らないんだね、大丈夫これからは僕が何もかも教えてあげよう。だから…玲央の元にはもう行かないでくれ」

「……玖条さん、オレは貴方を愛してます」


黄→玖条


夏休みを利用して海常に遊びに来た、本当なら中村と早川に校内を案内して貰う予定がどういう訳か二人とも急な予定が入ったとかで来れなくなり、代わりに黄瀬が校内を案内してくれる事になった


「匠っちー!お待たせしたっス!」


「別にそんな待ってねぇよ」

「それなら良いんスけど、つか匠っちその格好、私服っスか?」

「私服に決まってんだろ。何なんか文句あんの?」

紺のタンクトップに白のパーカー、七分丈のジーンズに足元は去年の誕生日プレゼントに部活の先輩がくれたシンプルな青のトングサンダル、肩からはパーカーと同じ白のショルダーバッグがオレの今の格好。


「そりゃモデルをやってる誰かさんと違って背も高くねぇしオシャレでもねぇよ悪かったな」

「…可愛い、可愛いすぎるっス。なんスかマジで、このまま連れ去って閉じ込めたいくらいっス」

ぶつぶつ言いながら写メりだした黄瀬、コイツ暑すぎて頭おかしくなったか



「にしても海が近いのもあると思うけどコッチは涼しいな、風気持ちいいしよ」

「京都って盆地だからかなり暑いんスよね、確か」

「暑いぜー山から降ってくる風はほとんど熱風だし街の景観損うからっつって高い建物もそんなにねぇから日陰も少ないからよ。本当毎年夏になると本気で北海道へ移住すっか悩む」



「だったらウチに来ないっスか京都より夏は涼しいしそれに赤司っちより断然オレの方が匠っち幸せにしてあげられるし、ぶっちゃけ匠っちがウチに来るならモデルの仕事辞めるっス。匠っちとずっと一緒に居られるならオレは何もかもいらない、匠っちが居れば良いんス。ね、匠っちウチにおいで赤司っちみたいにこきつかわないから。あ、同棲しよそしたらオレ匠っちの為に頑張ってモデルの仕事続けるから匠っち以外の人に笑顔見せたくねぇけど匠っちの為に頑張るから、ね?」


「黄瀬…とりあえず中に入ろうぜ。クーラーで頭冷やせ、笑えない冗談言うのも暑さのせいだよな、よし中に入ろう」

黄瀬の肩を叩き中に入るように促してオレは先に海常の校舎内に入った


「冗談じゃないっスよ…匠っち。オレはアンタが欲しい、赤司っちが何をしてこようともオレはアンタを…手に入れてみせるっス」

「匠っち…愛してるっスよ誰よりも」

紫→玖条


「匠ちんホントにちっちゃいね~」

「うるせぇ。降ろせ、蹴るぞ」

どういう訳かオレは今紫原の膝の上に乗せられ、後ろから抱き締められてる


「蹴られるのイヤだけど降ろすのはもっとヤダ~」

「ふざけんな。オレはやることがいっぱいあんだよ、良いから降ろせ」

「ヤダ」

「降ろせ」

「やーだー」


「降ろせ!」

「うるさいし~……食べるよ」

紫原の声が耳元で低く響いた

「っ…ビックリした。食べるって何だよ、オレはお前が好きな菓子じゃねぇから食えないしそもそも人間は食い物じゃねぇよ」


「そうかな~、この薄い緑色の髪の毛は青りんごのゼリー、綺麗な銀色の目はミントのシャーベット、それからこの白い肌はメレンゲ、血はいちごジャムだよ、唾液と汗は生クリーム、乳首はラズベリーの砂糖漬け、精液はミルクセーキ、おしっこはカスタードクリーム、それから…」

オレを抱き締めたまま紫原の手がオレの体を這うその感覚に冷や汗が止まらなくなって寒気さえした


「紫原…っ…ちょ、マジで…やめ…ろ!」


紫原の腹に思いっきりエルボーを食らわせ両手が離れた隙に膝から降りて駆け足でその場を去りながらオレはアイツマジでヤベェ、と思った



「匠ちんくらいなら丸呑み出来るかも…誰かのモノになる前に食べちゃお、そしたらずーっと一緒だね、匠ちん…匠ちんはオレだけのモノなんだしー…」

「だから赤ちんじゃなくてオレだけ見ててよ、匠サン」




青→玖条


「玖条サン」

「んあ?…あー……青峰か?」

「こんなトコで寝たら風邪引くぞ、昨日夜遅くまでゲームしてたからって」

「おー…気ぃ付けてはいるんだけどよ、どうしてもな…って何で昨日オレが夜遅くまでゲームしてたの知ってんだよ」



「アンタの事はなんでも知ってる、昨日の朝いつもより10秒遅く起きた事も昨日の練習中3回も転んだ事も好きな食い物はカステラで嫌いな食い物は魚だって事もアンタの身体中の黒子の数と位置も癖も好きな季節も好きな女のタイプも何もかも…なァもっと教えてくれよ玖条サン、知りてェんだ赤司が知らねぇアンタが、なァもっともっともっと教えてくれアンタを、アンタの全部を、オレだけに…じゃねぇと…」

青峰の着ていたジャージの上着でオレは包まれ抱き上げられた


「このままアンタを…壊しそうになるから、だからそうなる前に教えてくれよ…アンタの全部を」

その声は優しくてでも怖くて狂気に包まれていて、オレは言葉が出なくて、近くなった青峰の目を見つめる事しか出来なかった



「あお…みね…」


「玖条サン…オレは本気だ。……アイシテル」


「オレの隣でアンタは笑ってくれていたらそれで良い、アンタを独り占めしてぇんだ」


黒→玖条



「………はぁ…」


「玖条さん」

「のわ!黒子かよ…んだよ、ビックリさせんなって」

「すみません驚かすつもりは無いのですが…」


「いや。謝んなってちょっとオレの気が緩んでただけだ」


「そうですか。先程深い溜め息を吐いてしましたけど何があったんですか?」


「んー…赤司がさ」

「………赤司君がどうしたんですか」


「今朝起きたら何故か隣で寝てたんだよな、そんでなんでオレのベッドで寝てるんだよって言ったら"昨日の夜寝惚けて部屋を間違えてしまったようだね、すまない"って言って出てったんだよ、アイツも意外と抜けてるよなー」


「………間違える訳無いでしょう、明らかに態とです。あの厨二拗らせ野郎が同じ学校だと言う事でかなり有利な立場なのに寝惚けたふりして夜這いを掛けるとは…それにしても玖条さんは無防備過ぎますいつあの厨二拗らせ野郎に襲われ傷物にされるか分からないのに寝ていたとは言えボク以外の男の侵入を許すとは…少しお仕置きが必要でしょうか、いやその前に厨二拗らせ野郎を始末しないと…」

下を向いてぶつぶつ言い始めた黒子。厨二拗らせ野郎って赤司の事か


「黒子、黒子!」


「ハッ。すみません少し考え事をしていました、赤司君も意外と可愛らしいですね」


「だよなー。って悪い赤司に呼ばれてんの忘れてた、じゃあな!」




「玖条さん、気付いてください。貴方は狙われてます、でも大丈夫。ボクが助けます。いつだって悪の魔王に拐われた姫を助けるのは勇者ですから、もう暫くの我慢ですよ、ボクのお姫様」

「ボクの本当の光は、アナタだ」




緑→玖条


「ん…………あ、何処だココ…つか頭痛てェ…」

昨日の夜、近くのコンビニまで行った帰り道後ろから誰かに頭を殴られ気を失い、目が覚めたら知らない多分誰かの部屋のベッドに寝ていた

「……拘束はされてねぇみたいだな、つかマジでココ何処だよ…」

起き上がって辺りを見回しても何も分からない一つ分かった事は此処は洛山じゃないって事。


「起きたのか、玖条さん」

いつの間にか誰か入ってきた、多分この部屋の持ち主でオレを拉致した張本人
そいつがオレの前に来た


「緑、間…?」

「貴方を奪う為とは言え手荒な真似をしてしまってすまないのだよ」


「……なぁ、どうしてオレを拉致したんだよ」


「それは貴方があまりにも無防備過ぎて心配になったからだ。貴方は気付いていない自分の魅力に」


「オレが無防備…?」


「嗚呼。赤司も黄瀬も黒子も紫原も青峰も貴方を狙っている、その事に貴方は気付いていない。それなら誰かに汚される前に俺が貴方を彼奴等から奪い、二人っきりの世界で何時でも幸せに暮らした方が貴方の幸せ、そう思ったのだよ」



「オレの幸せ……」


頭の中が緑間の言葉でいっぱいになって何もかもが分からなくなってきた、左手の薬指に僅かな重みを感じて見てみると。

緑間の目の色に良く似た鮮やかなエメラルドグリーンの指輪がそこにあった

そして…


「愛しているのだよ…匠さん」

柔らかく微笑んだ緑間の左手薬指にはオレの目の色に良く似たダイヤモンドの指輪があった

嗚呼…そうかオレはもうコイツから


"ニゲラレナイ"







「オレも…愛してる、真太郎」







「誰にも渡さない、渡すくらいなら…殺して俺も死ぬ。愛しているのだよ、匠」




ちゃんちゃん☆