低めソファーに座って私はダラダラしていた。
キュン太は、そのソファーの裏のテーブルの
500mlペットボトルを床に落とそうとしてた。
あー、ペットボトル憧れだもんね。
怪我しないように気をつけな、と言いながら
様子を見たり見なかったりしてた。
キュン太がペットボトルを両手で持ち上げて、
「デキター!」といってたので
よかったね、それでまた遊ぶんだね、と
見たり見なかったりした。
ペットボトルを床に落とし、
何度がバウンドした音も聞こえてた。
やっぱり遊びに使ってるね。
と思ってたら、ソファーの上から
「ハイ!」ってそのペットボトルが
転がり落ちてきた。
キュン太が頑張って食卓から落として
私の元に届けてくれたのだ。
そのサプライズ感と、
流れのスムーズさになんだかとても
感動した。