令和2年のまとめ~そして令和3年へ | 司法書士瀧のブログ

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皆さま  こんにちは。

 

 

もうすぐ2020年が終わりますね。今にしてみればコロナ時代の始まりでしたね…。

何がどうなるのか分からないまま、マスクやアルコール液の調達に走り、ZOOMをセッティングし、応接スペースに飛沫防止シートを設置したときには、「こんなことになるとは…」と言葉を失いました。

また先日にはVPN(Virtual Private Network)の構築を行いました。

さてそんな中、今年はどんな年だったでしょうか?

以下、気がついた点を挙げていきたいと思います!

 

 

今年は4月あたりからじわじわと『法人登記のご依頼』が増えてきました。

資金繰りの悪化により「銀行から融資を受けるため」「国から助成金を受けるため」、対外的に法人の登録内容を明らかにする必要が出てきたのですね。

1年を通して一般社団法人、NPO法人、有限会社に株式会社…さまざまな形態の法人様から会社機関の変更や役員変更のご相談が途切れず、やはり資金がかかっているので、スピーディ&正確にこなすよう心がけていました。

 

 

個人の方で目立って増えてきたのは、『家庭裁判所への相続放棄の申述』です。

配偶者が債務超過のまま亡くなったり、ある日音信不通だった親族の債権者から金銭請求があった場合、皆さまでしたらどうしますか?

そのままにしておくと自分が借金を肩代わり…?という事態もあり得ます。

しかし家庭家庭裁判所で「相続放棄の申述」が認められれば、そういった請求を免れることができるのです。

よく「遺産分割協議による放棄」と混乱されている方がいらっしゃいますが、それはあくまでも相続人間での合意であって、第三者に対して債務の免責を主張するには、家庭裁判所への申述が必要になります。

そもそも自分は放棄すべき相続人に該当するのか?というところから始まって、一定の要件や注意点がありますので、ご心配な方はご相談下さい。

 

 

また例年から続いている傾向としては、『遺産承継及びその後の不動産処分の相談』です。

亡くなった方の預貯金や証券は比較的容易に金銭に換えられるのですが、不動産については使い道がいろいろとあり、さてどうしたらいいものか?と悩まれる方が多いのです。空き家問題の予備軍とも言えます。

投資不動産に換えるのか、売却して金銭に換えるのか、孫や知り合いに贈与するか…

どの方法をとっても処分費用というものがついて回ります。

どんな処分費用?その相場感は?減税の適用はあるのかないのか?など、様々なご質問にお答えしています。

 

 

そしておまけになってしまいますが…数件、『英訳のご依頼』がありました。

役員全員が外国人の法人様から役員変更して資本増加をしたいというご依頼と、日本の金融機関から約款と契約書を英訳してほしいというご依頼でした。

まだ英語関係の案件数は少ないのですが(その分、費用をお安くしていますタラー)、当事者様に大変感謝され、本当によかった…と思いました。

 

 

まとめとして、今年は、社会全体がいろいろな危機に対して敏感になり、一生懸命皆さまが対応策を講じようとしているのを感じました。

個人も法人も何とか現在の生活を守っていこう・今後に備えよう、と動き続けた年でした。

これから助成金の締め切りがひと段落した後は、国庫を放出したツケで税金が上がるとか、医療費が上がるとか…追いうちをかけるような話を耳にします。

来年はどうなるのか?それは今年の出来事が誰にも予測できなかったように、すべては予測不能です…。

ですが、時の流れとともにこの膠着状態も少しずつ好転していくのではないか…という期待も半分半分持ち続けたいですね!

来年度も皆さまの安心を確実なものにするため、皆さまのお考えを実現するため、様々な方面でお役に立てるよう頑張って参りますので、よろしくお願いいたします!!

(瀧 ちづる)

 


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