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月影考記

日々の発見と学びについて書いています。
歴史、地元、本、旅、ニュース関連の話が多いかと思います。
ちょっとはまともなことを書きたいが、無駄話に終始するかも。

現在、世界で一番知られている物語といえば、間違いなく聖書の物語(聖書ストーリー)である。
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教はともかく、それ以外の宗教の人でもなんとなく知っている物語である。
その聖書ストーリーの宗教がメソポタミアやイラン高原などに広がっていく過程で起こった様々な宗教的な反応や変化について書かれた本である。

この本では聖書の物語に対するグノーシス主義などの新解釈をアナザーストーリー、他の宗教が聖書ストーリーに取り込まれたものをサブストーリーと呼んでいる。
それらの中の代表的なケースを取り上げている。

私にとっては全く知らない場所の話だったのだが、宗教というものの奥の深さと自由さを感じた。
聖書の物語に対して全く違う反応をするのである。
物語の裏を読んでみたり、新たな存在を加えてみたり、自分の宗教の人物を聖書に当てはめてみたり、ある意味でやりたい放題に新解釈を加えている。
現在から考えると、そういうやり方があることさえ分からないので、とても新鮮である。
そもそも、聖書にあらたな解釈を加えるという発想がない。

マンダ教、マーニー教、ゾロアスター教、イスラム教イスマイール派など、現在は完全に少数派なのだが、それらが聖書の物語に反応し、独自の考えを広げていった。
それは同時に現在のしっかりと固まった聖書の物語を完成させることにもつながった。
その過程はすごく興味深く、おもしろかった。
なぜか私は笑ってしまう文章のせいもあって、真面目な本なのに一気読みしてしまった。

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滋賀県大津市で昨年あった自殺問題が全国的なニュースになっている。
いじめで自殺に至ってしまったことも問題だが、同時にその後の対応もかなり問題があったということである。
今となってはネット上で関係者の実名も公開されるところまできてしまっている。

先に書いておくと、私は滋賀県民だが、この件とは全くかかわりのない人間である。
関係者ではもちろんないが、地域的にも別の地域で地元の人間として何かを書けるわけでもない。
その上で私が思っていることである。

自殺があった昨年10月、確かにショックなニュースではあった。
でも、それはショックではあってもときどきあるような事件だった。
もちろん身近な関係者の人にとっては重大な出来事だっただろうが、それ以外の人にとってはそうではなかったということなのだろう。

そういう認識があったことが、今改めてこのような問題に発展することにつながったのだろう。
対応の問題や加害者の実名など、本来なら表に出ないことが明らかになってしまった。
対応の問題にはこういうニュースを半ば無関心に見てしまっている、一般の人々の態度も問題があるといえるのかもしれない。

加害者も、調査の問題が指摘された人々も、実名を出す原因になったテレビも、その他事件当時無関心だった我々も、いろいろ考えて反省しなければいけないことがある。


加害生徒の実名・顔写真も いじめ自殺めぐりネット炎上続く
 滋賀県大津市で昨年10月、中学2年の男子生徒が自殺していた問題で、ネットの炎上が続いている。これま..........≪続きを読む≫
今日は三重県の津市で津ぎょうざを食べた。
津ぎょうざというのは15cmほどもある大きな揚げぎょうざである。
学校の給食から津市の名物になったという変わった経歴の食べ物である。
http://tsugyozakyokai.com/

ここまでさも知っているように書いてみたが、津ぎょうざのことを知ったのは今日が初めてである。
津市に行ってみたいと思っていたのだが、城跡がある以外に何も知らなかった。
しかも今日は結構な雨で気楽に観光ができる天気ではなかった。
それで何か食べに行こうと思って津市に行く途中の本屋でガイドブックを見ていて見つけたのが津ぎょうざだった。

後はガイドブックで見つけた店に行って食べるだけだった。
ラーメン屋さんだったのだが、普通のぎょうざ5個分の具が入っていて満足感のある食べ物だった。

その土地の名物を食べるというのはおもしろいことである。
観光地に地元の人が行かないというのはたまにある話だが、地元の人に食べられていない名物の
食べ物というのはおそらくないはずである。
そういう意味で土地の人と同じものを食べると、その土地が身近に感じられるような気になる。
もちろん普段は何も考えないでただおいしいと思って食べているだけだ。
でも、土地のものを食べる時の独特の期待感にはそういう部分が含まれているような気がする。