新しい裁判 | 月影考記

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今週は裁判に新しい手法が導入されたそうだ。

一つは被害者参加制度。もう一つは裁判員制度を見越した視覚に分かりやすい手法を検察が導入したこと。

被害者参加制度は大切なことだと思う。今までの被害者が蚊帳の外に置かれていた状況は明らかにおかしかったと思う。その点でこれが本来あるべき裁判の形なのかもしれない。
ただ、少し気になったのは今までの裁判に比べて感情的な感じがしたことである。
初めてであったからだとは思うが、裁判というものは感情をできるだけ抑えた客観的なものだというイメージとはかなり差があると感じた。

もう一つの裁判員を見越した手法はかなり刺激的だったようである。画面にスライドショーのように被害者の写真が出たり、一人がしゃべるのに合わせてもう一人の検察官がパネルに要点となる言葉の書いた紙を貼るといったことがなされたと報道されていた。
また、弁護士から被告の人格を否定するものだという意見が出たり、被害者の関係者が泣くということもあったようである。
こちらも今までのイメージとは大きく異なるやり方である。

被害者参加制度と検察のした手法はまったく意味が異なるが、裁判の印象を大きく変えるという点では共通している。どちらも見ている側の印象に大きく訴えるのである。
その是非はともかく、裁判員制度が始まったときに現在想定されている以上の変化をもたらす可能性があるのではないだろうか。
裁判員制度までの時間で今回の変化についてもっと考える必要があると思う。