出版社:スターツ出版
汐見 夏衛(著)
 

 強がりで弱い私は消えたいと願ってた。でも弱音は吐いていいんだと君が気づかせてくれた――。夏休みも終わり新学期を迎えた高1の光(ひ)夏(な)。六月の“あの日”以来ずっとクラス中に無視され、息を殺しながら学校生活を送っていた。誰からも存在を認められない日々に耐えていたある日、幼馴染の千秋と再会する。失望されたくないと最初は辛い思いを隠そうとするが、彼の優しさに触れるうち、堰を切ったように葛藤を打ち明ける光夏。思い切って前に進もうと決心するが、光夏は衝撃のある真実に気づき…。全ての真実を知ったとき、彼女に優しい光が降り注ぐ――。予想外のラストに号泣必至の感動作。(Amazonより)

汐見 夏衛(しおみ なつえ)
 仕事に余裕が出てきた2013年頃より趣味として小説を書き始める。(Amazonより)
--------------------------------------------------
 自分は強いと思っていても、耐え続けるには限界がありますよね。私も前いた会社で、誰から見てもわかるパワハラにあい、1年間我慢しました。自分では平気と思っていたのですが、家族はかなり心配していたようです。知らないうちに顔付きも悪くなっていたようです。新しい会社に勤めるようになってからは、表情が良くなったと言われます。無理することなく、負い切れない重荷を背負うことなく、疲れたら休んだらいいですし、友と語るのもいいですよね。


すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。わたしは心優しく、へりくだっているから、あなたがたもわたしのくびきを負って、わたしから学びなさい。そうすればたましいに安らぎが来ます。わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからです。

(マタイの福音書11章28~30節)