出版社 :‎ポプラ社

いぬじゅん(著)

 

 

 驚きと感動のラストに涙が止まらない……一気読み必至!

 文具会社で働く24歳の井久田菜摘は仕事もプライベートも充実せず、無気力になっていた。ある夜、ひとり会社で残業をしていると火事に巻き込まれ、意識を失ってしまう。はっと気づくと篤生と名乗る謎の男が立っており、「この冬、君は死ぬ」と告げられて――。ラストのどんでん返しに、衝撃と驚愕が待ち受ける! 切ない涙が温かな涙に変わる、著者・いぬじゅん渾身の最新作!(Amazonより)


いぬじゅん
 奈良県出身。2014年、「いつか、眠りにつく日」(スターツ出版)で毎日新聞社&スターツ共催の第8回日本ケータイ小説大賞を受賞し、デビュー。「奈良まちはじまり朝ごはん」シリーズ(スターツ出版)、「新卒ですが、介護の相談うけたまわります」(一迅社)などヒット作を数多く手掛ける。(Amazonより)
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 毎日のように自殺のニュースを聞きます。生きることに疲れている人がどうしてこんなに多いのでしょう。一見幸せそうに見える人でも大きな問題を抱えている人もいます。試練のない人はいないのではないでしょうか。生きたくても生きられない人もいます。今、誰からも愛されていないと思っている人も、愛されています。私も大きな試練を乗り越えてきましたし、今も試練の中にいますが、乗り越えられない試練はないですね。


そういうわけで、あなたがたは大いに喜んでいます。いまは、しばらくの間、さまざまな試練の中で、悲しまなければならないのですが、あなたがたの信仰の試練は、火で精錬されつつなお朽ちて行く金よりも尊く、イエス・キリストの現れのときに称賛と光栄と栄誉になることがわかります。(ペテロの手紙第一1章6~7節)