出版社:スターツ出版
いぬじゅん×櫻いいよ(著)
 

 本当に大好きだった。君との恋が永遠に続くと思っていたのに―。廃部間近の園芸部で出会った僕と風花。花が咲くように柔らかく笑う風花との出会いは運命だった。春夏秋と季節は巡り、僕らは恋に落ちる。けれど幸せは長くは続かない。僕の身体を病が蝕んでいたから…。切なくて儚い恋。しかし悲恋の結末にはとある“秘密”が隠されていて―。恋愛小説の名手、いぬじゅん×櫻いいよが男女の視点を交互に描く、感動と希望に満ち溢れた純愛小説。(Amazonより)

いぬじゅん
 奈良県出身。2014年『いつか、眠りにつく日』で第8回日本ケータイ小説大賞を受賞し書籍化。2019年フジテレビFOD、地上波にて連続ドラマ化。(Amazonより)

櫻 いいよ(さくら いいよ)
 2015年、スターツ出版文庫創刊を飾った『君が落とした青空』は、現在累計15万部。また2017年からロングヒットの『交換ウソ日記』は累計20万部を突破し、10代女子を中心に人気を博している。(Amazonより)
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 園芸部って地味な感じがしますが、校庭に花が咲いているのはいいですよね。花言葉に込められた思い。恋愛感情。早すぎる死。意外なラストは賛否両論あると思いますが、私の好きな作家二人の共同作品、いい話だと思います。


「先生。モーセは私たちのためにこう書いています。『もしある人の兄が妻をめとって死に、しかも子がなかった場合は、その弟はその女を妻にして、兄のために子をもうけなければならない。』ところで、七人の兄弟がいました。長男は妻をめとりましたが、子どもがなくて死にました。次男も、三男もその女をめとり、七人とも同じようにして、子どもを残さずに死にました。あとで、その女も死にました。すると復活の際、その女はだれの妻になるのでしょうか。七人ともその女を妻としたのですが。」イエスは彼らに言われた。「この世の子らは、めとったり、とついだりするが、次の世に入るのにふさわしく、死人の中から復活するのにふさわしい。と認められる人たちは、めとることも、とつぐこともありません。

(ルカの福音書20章28~35節)